お腹が減っている時や料理の勉強をしたい時は美味しそうな料理や食べ物が出てくる映画を見たくなるもの。
そこで今回は料理や食を題材にした日本のグルメ映画(邦画)のおすすめを紹介します。
目次
日本のグルメ映画のおすすめ
ラストレシピ ~麒麟の舌の記憶~ 2017年
あらすじ
佐々木充(二宮和也)は、「最期の料理人」として顧客の「人生最後に食べたい料理」を創作して収入を得ていた。
絶対味覚を持つ天才でありながらも、彼は料理への熱い思いを忘れかけていた。
そんな折、彼のもとにかつて天皇陛下の料理番だった山形直太朗(西島秀俊)が作り上げたという、“大日本帝国食菜全席”のレシピを再現する仕事が舞い込む。
公開日:2017年
キャスト・スタッフ
【キャスト】
二宮和也、西島秀俊、綾野 剛、宮﨑あおい
【スタッフ】
監督:滝田洋二郎
企画:秋元康
原作:田中経一(幻冬舎文庫)
脚本:林民夫
感想・評価
1930年代の満州で究極のレシピ集“大日本帝国食菜全席”が消えた謎を追うミステリーグルメ映画。
美味しそうな料理は勿論のこと、それ以外にも満州の歴史、家族の絆、親子の絆、そして友情・同志との絆などが描かれています。
ストーリーはミステリー仕立てになっているため、点と点が繋がった時のカタルシスも味わうことが出来る作品です。
eatrip 2009年
あらすじ
フード・クリエーティブ・チーム「eatrip」を主宰し、幅広く活躍中のフードディレクターの野村友里。
人間にとって欠かすことができない食という直接的な行為と、そこから生まれる感情の軌跡に興味を抱いた彼女は自らカメラを手に、年齢や職業、そして環境も異なる人々へ、食との向き合い方についてのインタビューを試みる。
公開日:2009年
キャスト・スタッフ
【キャスト】
浅野忠信、高橋皖司、秋山鐘一郎、森岡尚子、UA
【スタッフ】
監督:野村友里
感想・評価
“人”と“食” との関係や、形や言葉には表現しきれない空気感や流れる時間をピュアに描いたフード・ドキュメンタリー。
フードディレクターの野村友里が監督を務めているだけあって作品を通して“食”に関して深いメッセージが込められています。
美味しそうな料理だけではなく、“食”について更に深く知りたいという人におすすめです。
しあわせのパン 2011年
あらすじ
りえ(原田知世)と尚(大泉洋)夫婦は、東京から北海道の月浦に引っ越し、パンカフェ「マーニ」を開店する。
夫が丁寧にこねたパンに見合う料理を作るのは妻の担当で、いつも季節の食材をふんだんに使った料理がテーブルを彩っていた。
そんな「マーニ」には、それぞれ何かしらの事情を抱えた客たちが店を訪れるものの、帰りには不思議とみんな心が軽くなっているのだった。
公開日:2011年
キャスト・スタッフ
【キャスト】
原田知世、大泉洋、森カンナ、平岡祐太、光石研、八木優希
【スタッフ】
監督・脚本:三島有紀子
主題歌:「ひとつだけ」矢野顕子with 忌野清志郎(ヤマハミュージック)
感想・評価
北海道でパンカフェを開いた夫婦のもとに集まる客たちとの温かい交流を描いたヒューマンドラマ。
本作はパンカフェを舞台に物語が繰り広げられるため、パンやコーヒー、スイーツが多く登場します。
北海道の美しい景色も魅力的。
観たらパンが食べたくなること間違いありません。
かもめ食堂 2005年
あらすじ
サチエ(小林聡美)はヘルシンキで“かもめ食堂”を始めたものの客はゼロ。
ある日彼女は最初の客で日本かぶれの青年トンミ(ヤルッコ・ニエミ)にガッチャマンの歌詞を教えてくれと言われるが、出だししか思い出せない。
彼女は偶然本屋でミドリ(片桐はいり)を見かけ……。
公開日:2005年
キャスト・スタッフ
【キャスト】
小林聡美、片桐はいり、もたいまさこ、ヤルッコ・ニエミ、タリア・マルクス
【スタッフ】
監督:荻上直子
感想・評価
フィンランドのヘルシンキの日本食堂を舞台に、そこに集まる個性的なお客さんたちとの国境を超えた人間関係を描いたヒューマンドラマ。
全編を通して物語が盛り上がるような出来事が起きるわけではなく、主人公を取り巻く人達との小さな日常を描いているのですが、忙しない日常の中で忘れがちな当たり前のことに気付かされる心温まる作品です。
観ていると誰かと一緒に温かいご飯を食べたくなります。
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二郎は鮨の夢をみる 2011年
あらすじ
銀座に店を構える「すきやばし次郎」の店主で、大正14年生まれのすし職人・小野二郎さんが握るすしは5年連続で「ミシュランガイド」三つ星を獲得し、大きな注目を浴び続けてきた。
その味に魅了されたアメリカ人監督のデヴィッド・ゲルブが密着取材を行い、二郎さんの職人としての姿勢や、父を超えようと精進する2人の息子や弟子たちとの師弟関係を映していく。
公開日:2011年
キャスト・スタッフ
【キャスト】
小野二郎、小野禎一、小野隆士、山本益博
【スタッフ】
製作・監督・撮影:デヴィッド・ゲルブ
製作:ケビン・イワシナ、トム・ペレグリーニ
編集:ブランドン・ドリスコル=ルットリンガー
感想・評価
5年連続で「ミシュランガイド」三つ星を獲得し、世界中の美食家をうならせてきた銀座の名店「すきやばし次郎」の店主・小野二郎さんと、すし職人の世界に迫るドキュメンタリー。
製作はアメリカなので本来は洋画に分類されますが、日本のすし職人にフォーカスが当てられているためこちらで一緒に紹介します。
ドキュメンタリーなので過度な演出や展開はありませんが、それゆえにすし職人の世界をリアルに描かれていますし、監督の力量もあって全編退屈せずに見ることが出来ます。
リトル・フォレスト 2014年
あらすじ
都会で生活してみたもののなじめなかったいち子(橋本愛)は、故郷である東北の小さな集落・小森に戻ってくる。
近所にはスーパーもコンビニもないため、自ら作物を育て、野山で採ってきた季節の食材で日々の食事を作り、自給自足の生活を送っていた。
不便ではあるが季節の移ろいを感じ、自然の恵みを食べながら、いち子は生きる活力を蓄えていく。
公開日:2014年
キャスト・スタッフ
【キャスト】
橋本愛、三浦貴大、松岡茉優、温水洋一、桐島かれん
【スタッフ】
監督:森淳一
感想・評価
都会暮らしになじめず故郷の山村に帰ってきたヒロインが、自給自足の生活をしながら生きる力を取り戻す人間ドラマ。
セリフは少なく、農業を一人で奮闘する日々の姿を主演女優・橋本愛のナレーションに合わせて紹介しながら淡々と進行していきます。
農業を題材にした映画ですが、色んな料理が紹介されるので料理好きや食べるのが好きな人にもおすすめ。
春夏秋冬の4部に別れており、本作の「夏・秋編」の後に「冬・春編」へと続きます。
深夜食堂 2014年
あらすじ
ネオンの光がまばゆい繁華街。
その路地裏でマスター(小林薫)が営む小さな食堂「めしや」に、誰かが骨つぼを置き忘れていく。
さまざまな憶測が飛び交う中、新しいパトロンを探している最中に隣り合わせになった年下の男に惹(ひ)かれるたまこ、毎晩のように店に現れては常連客のあけみに会いたいと騒ぐ謙三、無銭飲食したのが縁となって住み込みで働くことになったみちるなど、クセありワケありの者たちがマスターの作る素朴な料理に舌鼓を打ちながら涙と笑いに満ちたドラマを繰り広げていく。
公開日:2014年
キャスト・スタッフ
【キャスト】
小林薫、高岡早紀、柄本時生、多部未華子、余貴美子、筒井道隆、菊池亜希子
【スタッフ】
原作:「深夜食堂」安倍夜郎
監督:松岡錠司
脚本:真辺克彦 小嶋健作 松岡錠司
感想・評価
繁華街の一角にあるこぢんまりとした食堂を舞台に、その店主と客たちが織り成す人間模様を描いた作品。
本作はTVシリーズの劇場版ですが、ドラマを見ずにいきなり映画から入っても問題なく楽しむことが出来ます。
食堂ものなので料理は沢山出てきますが、料理はあくまで小道具といった感じでそれほど主張しませんが、それでも作品の魅力の1つなのは間違いありません。
行きつけの場所で自分の人生を語り合い、分かち合う、古き良き昭和の雰囲気が漂った作品です。
まとめ
というわけで今回は日本のグルメ映画のおすすめを紹介しました。
気になった作品があったらぜひこれを機に見てみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。