男同士の友情は、女同士の友情にはない泥臭さや熱さ、くだらなさが魅力的です。
今回はそんな男同士の友情を描いた日本の映画(邦画)のおすすめを紹介します。
目次
男同士の友情を描いた邦画のおすすめ
フライ,ダディ,フライ
あらすじ
自分の娘を傷つけた石原という高校生に復讐(ふくしゅう)するため、学校に乗り込んだおっさん(堤真一)がいた。
しかし高校を間違え、そこで出会ったスンシン(岡田准一)に一発でのされて気絶してしまうが……。
キャスト・スタッフ
【キャスト】
岡田准一、堤真一、須藤元気、星井七瀬、松尾敏伸
【スタッフ】
監督:成島出
感想・評価
中年サラリーマンが娘にケガをさせた男に復讐するため、不良高校生のスンシンからケンカを習うという物語。
中年と高校生という歳の差はありますが、妹の復讐のためにスンシンからケンカを習っていく過程で年齢を超えた友情が芽生えていきます。
復讐から始まる物語ですが、内容は復讐ものとは言い難いほど全体的に明るく、爽やかな青春物語となっています。
そのあまりの爽やかさにスカッとすること間違いありません。
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セトウツミ
あらすじ
性格は正反対だがどこかウマの合う高校2年生の内海想(池松壮亮)と瀬戸小吉(菅田将暉)は、放課後にいつも河原で話をしながら暇つぶしをしている。
くだらない言葉遊びや、思いを寄せる女子へのメールの内容、時にはシリアスなことも語り合う。
そんな二人を見守る同級生の樫村一期(中条あやみ)に瀬戸は憧れているが、樫村は内海に好意を抱いており……。
キャスト・スタッフ
【キャスト】
池松壮亮、菅田将暉、中条あやみ
【スタッフ】
監督:
感想・評価
正反対の性格をした高校生2人が川辺でひたすらだらだら喋るだけの作品なのですが、会話の内容やテンポ、間の取り方が独特でクスリと笑ってしまいます。
下手な漫才やコントよりも面白いです。
リアルな男子高校生の会話や、男子高校生同士の絆のようなものに興味がある人におすすめです。
漫才ギャング
あらすじ
コンビ結成10年目を迎える売れない漫才コンビでボケとネタ作りを担当する飛夫(佐藤隆太)は、相方から解散を告げられる。
ヤケ酒を飲みトラブルに巻き込まれ留置場に入った彼は、そこで不良の龍平(上地雄輔)に出会う。
龍平と少しずつ会話する中で、彼のツッコミの才能に気付いた飛夫がコンビ結成を申し込むと、意外にも龍平は承諾する。
キャスト・スタッフ
【キャスト】
佐藤隆太、上地雄輔、石原さとみ、綾部祐二(ピース)、宮川大輔
【スタッフ】
監督:品川ヒロシ
感想・評価
売れないお笑い芸人とひょんなことから出会った不良が漫才師を目指すお話。
漫才がテーマということや監督がお笑い芸人の品川ヒロシということで、作品全体にお笑いの要素が多く、映画としてだけではなくお笑いとしても面白い場面が多いです。
他作品では描かれることのない売れないお笑い芸人のリアルが描かれているのにも注目です。
ゴールデンスランバー
あらすじ
野党初の首相となった金田が、仙台市内で凱旋パレードを行うその日、数年ぶりに大学時代の友人・森田に呼び出された青柳は、森田から「お前、オズワルドにされるぞ」「逃げろ。とにかく逃げて、生きろ」という忠告を受ける。
爆発音がしたかと思うと、警察官たちが、二人が乗っている停車中の車に駆け寄ってくる。
青柳は、反射的に地面を蹴り、仙台の街中へと走り出す……!
キャスト・スタッフ
【キャスト】
堺雅人、竹内結子、吉岡秀隆、劇団ひとり、香川照之
【スタッフ】
監督:中村義洋
原作:伊坂幸太郎「ゴールデンスランバー」(新潮社刊)
脚本:中村義洋 林民夫 鈴木謙一
主題歌:「Golden Slumbers」All performed by 斉藤和義
エンディングテーマ:「幸福な朝食 退屈な夕食」(新録) 斉藤和義(SPEEDSTAR RECORDS)
感想・評価
見えない巨大な力によって突然首相の命を奪った犯人に仕立て上げられ、国中の警察に追われることになるという逃走劇。
いきなり犯人にされて戸惑いながらも逃げる主人公を、これまでの人生で関わってきた人達が助けてくれる展開が熱いです。
なぜ?どうして?という謎と、スピーディーある展開によって最初からハラハラドキドキしながら楽しむことが出来、時間を忘れてあっという間に終わってしまいます。
まほろ駅前多田便利
あらすじ
ある年の正月。
東京郊外に位置するまほろ市で便利屋を営む多田(瑛太)のもとに、ひょんなことから同級生の行天(松田龍平)が転がり込んでくる。
自称コロンビア人のルル(片岡礼子)やヤバいアルバイトに手を出す小学生の由良(横山幸汰)など、二人は便利屋稼業を通して奇妙な客たちの人生に深くかかわっていく。
キャスト・スタッフ
【キャスト】
瑛太、松田龍平、片岡礼子、鈴木杏、本上まなみ、柄本佑、横山幸汰
【スタッフ】
原作:三浦しをん「まほろ駅前多田便利軒」(文春文庫刊)
監督・脚本:大森立嗣
主題歌:くるり「キャメル」(SPEEDSTAR RECORDS)
感想・評価
30代のバツイチ男二人の便利屋の仕事を通して絆を深めていく様を描いた作品。
最初はかみ合わない二人が、徐々にかみ合っていく様が面白いです。
物語の途中でとある事件が起こるものの、それでも全体的に盛り上がりがない本作ですが、いい意味でゆるく、どこか残念な男二人のやり取りにほのぼのさせられます。
ロッカーズ ROCKERS
あらすじ
博多のアマチュアバンド“ロッカーズ”。
メンバーは、いつもバンド活動を反対する両親と揉めているボーカルのジン、筋肉マニアで女に見境なく惚れるドラムのモモちゃん、いつもグロッキー状態のベース、ガクチャン、女系家族で育ち内股で、自分の行動を占いに委ねているギターのコーちゃん、というバラエティーに富んだ4人。
ある日、自分たちのロックに限界を感じていたジンは新メンバーを募集。
そして抜群のギター・テクニックを持つタニの加入が刺激となった彼らは、真剣にプロを目指し始める。
キャスト・スタッフ
【キャスト】
中村俊介、玉木宏、岡田義徳、佐藤隆太、塚本高史、上原美佐、玉山鉄二
【スタッフ】
監督・原案:陣内孝則
脚本:斉藤ひろし
感想・評価
現在俳優として活動している陣内孝則が高校時代に活動していたバンド「ザ・ロッカーズ」での自身をモデルにして描いた映画。
プロを目指す若きバンドの軌跡が描かれており、最初から最後まで熱い作品です。
監督の陣内孝則が実際にバンド活動をしていたということもあって、ライブシーンには迫力があります。
BECK
あらすじ
非凡なボーカルの才能を持つ田中幸雄(コユキ)は平凡な高校生活を送っていた。
そして、ある日、偶然、ニューヨーク帰りの天才ギタリスト南竜介と出会う。
竜介は元いたバンドを喧嘩別れし、独立して才能溢れる千葉、平を誘い、「BECK」というバンドを結成し、そこにコユキとサクという若いメンバーも加わり、バンド活動を始める。
そのうちに音楽にのめりこんでいき、ライブハウスでの活動やCDデビューなどを果たしていった。
ある日、そんな彼らのもとに国内最大のロックフェス「グレイトフル・サウンド」出演の依頼がやってくる。
キャスト・スタッフ
【キャスト】
水嶋ヒロ、佐藤健、桐谷健太、忽那汐里、中村蒼、向井理
【スタッフ】
監督:堤幸彦
感想・評価
高校生によるバンドを題材にした夢に向かって突き進む5人の成長と友情を描いた青春ストーリー。
こちらも先ほど紹介した「ロッカーズ」と同様に高校生のバンドを題材にした映画ですが、展開が違うので「ロッカーズ」とはまた違った魅力があります。
観終わったら「自分もバンド活動したい!」と熱い感情が込み上げてきます。
クローズZERO
あらすじ
偏差値最低、品性最悪の不良学生が集まる鈴蘭高校では、多数の派閥が覇権をめぐって勢力争いを繰り広げていた。
現在の最大勢力は、3年の芹沢多摩雄(山田孝之)率いる“芹沢軍団”だった。
そこへ、鈴蘭制覇を本気で狙う滝谷源治(小栗旬)が転入、鈴蘭OBで早秋一家矢崎組のチンピラ片桐(やべきょうすけ)と友人になり、勢力を拡大する。
キャスト・スタッフ
【キャスト】
小栗旬、やべきょうすけ、黒木メイサ、高岡蒼甫、桐谷健太、渡辺大、深水元基、山田孝之
【スタッフ】
プロデューサー:山本又一朗
企画:濱名一哉
原作:高橋ヒロシ(秋田書店 少年チャンピオンコミックス刊)
脚本:武藤将吾
監督:三池崇史
感想・評価
最凶の不良学生たちが集まる鈴蘭男子高校の覇権をめぐる抗争を描いた作品。
ヤンキー映画というだけあって男同士の友情や喧嘩盛り沢山で、男らしい熱さがこれでもかとある作品です。
続編の「クローズZERO II」では今作以上に大人数による争いが増え、人数が増えたことによって喧嘩の迫力も全体的にパワーアップしているので、今作が気に入った方はそちらも視聴してみるといいでしょう。
話は続きになっていますが、シリーズを通してそれほど複雑なストーリー展開ではありませんので、いきなり「クローズZERO II」から見ても楽しめます。
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まとめ
というわけで今回は男同士の友情を描いた日本の映画のおすすめを紹介しました。
気になった作品があったらぜひこれを機に見てみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。