今回は中学生が主人公のおすすめ映画(邦画)を紹介します。

中学生特有の甘酸っぱさや純粋さ、残酷さなど様々な感情が入れ乱れる作品をお楽しみください。

 

中学生が主人公のおすすめ映画

天然コケッコー

あらすじ

山と田んぼが広がる木村町。

方言丸出しの中学二年生右田そよの通う、小中学生あわせても全校生徒たった6人の分校。

そこにある日、東京からかっこいい大沢広海が転校してくる。

初めてできた同級生との、楽しく過ごす毎日に、期待に胸膨らませるそよ。

一方、面倒見のいいそよとは正反対で、ちょっと意地悪でとっつきづらい大沢。やがて、そよはそんな大沢が気になりだして・・・。

 

キャスト・スタッフ

【出演者】

夏帆、岡田 将生、夏川 結衣、佐藤 浩市、柳 英里沙、藤村 聖子

 

【スタッフ】

原作:くらもちふさこ 「天然コケッコー」(集英社刊)

脚本:渡辺あや

監督:山下敦弘

音楽:レイ・ハラカミ

 

感想・評価

全校生徒合わせてわずか6人しかいない山の分校にやってきた都会の転校生と、素朴な町の少女の淡い思いを描いた物語。

田んぼに囲まれたTHE・田舎といった感じの場所が舞台の今作ですが、それゆえに都会を舞台にした作品では味わえないノスタルジックで、自然に包まれた青春劇を体感することが出来ます。

また公開が2007年ということで今や実力派俳優、女優として知られる岡田将生や夏帆の初々しい演技も魅力的です。

 

リリイ・シュシュのすべて

あらすじ

ある地方都市、中学2年生の雄一(市原隼人)は、かつての親友だった星野(忍成修吾)やその仲間たちからイジメを受けるようになる。

そんな彼の唯一の救いはカリスマ的女性シンガー、リリイ・シュシュの歌だけであり、そのファンサイトを運営する彼は、いつしかネット上でひとりの人物と心を通わしていくが…。

 

キャスト・スタッフ

【出演者】

市原隼人、 忍成修吾、伊藤歩、岩井 俊二、大沢たかお

 

【スタッフ】

監督:岩井俊二

 

感想・評価

中学生のイメージと言えば初々しく甘酸っぱい青春を思い浮かべる人が多いかもしれません。

しかし実際の中学生はまだ未熟で多感な思春期ゆえに、意図せずに他人を平気で傷つけてしまったり、一方でちょっとしたことがきっかけで悪意ある言動を他人にぶつけることも珍しくありません。

今作ではそういった青春の裏にあるいじめや万引き、性に対する意識など思春期特有の残酷な感情をリアルに描いた作品です。

公開が2002年とかなり前ですが、今見ても今作で描かれる思春期特有の嫌な経験や雰囲気に共感する人も多いと思います。

描かれるテーマがテーマなだけに全体的に暗く、後味悪い作風になっているので、「憂鬱でやるせない気持ちになりたい」「中学生特有の陰湿とした人間関係を見たい」という人に今作はおすすめです。

 

くちびるに歌を

あらすじ

東京から柏木ユリが長崎県五島列島の中学校へ音楽の臨時教員として赴任。

生徒は彼女の話題で持ち切りになる。

当の柏木は嫌々合唱部の顧問を引き受け…。

 

キャスト・スタッフ

【出演者】

新垣結衣、木村文乃、桐谷健太、恒松祐里、下田翔大、葵わかな、柴田杏花、山口まゆ、佐野勇斗、室井響、渡辺大知、眞島秀和、石田ひかり(特別出演)、木村多江、小木茂光、角替和枝、井川比佐志

 

【スタッフ】

監督:三木孝浩

原作:中田永一「くちびるに歌を」(小学館刊)

主題歌:アンジェラ・アキ「手紙~拝啓 十五の君へ」(EPICレコードジャパン)

音楽:松谷 卓

脚本:持地佑季子 登米裕一

 

感想・評価

今作は長崎県五島列島を舞台に、東京から来た音楽の臨時教員柏木ユリ(新垣結衣)と共に中学生たちが合唱コンクールを目指すという物語。

合唱がテーマなので合唱の力強さや、コンクールを目指す過程で中学生1人1人が成長していく姿が魅力的。

離島の風景も相まって爽やかな気分にさせてくれます。

 

中学生円山

あらすじ

円山克也は団地に住む平凡な中学2年生。

彼はある目標を達成するために体を柔らかくしようと柔軟体操をしている。

そんなある日、円山の団地に謎のシングルファーザー・下井辰夫が引っ越してきた。

下井は克也の妄想を掻き立てるミステリアスさを保有していた。

それから、近くで起きた事件もあいまって、円山は下井への興味がますます大きくなる一方になる。

 

キャスト・スタッフ

【出演者】

草彅 剛、平岡拓真、遠藤賢司、ヤン・イクチュン、鍋本凪々美、刈谷友衣子、YOU、原 史奈、家納ジュンコ、三宅弘城、皆川猿時、宍戸美和公、少路勇介、野波麻帆、田口トモロヲ、岩松 了、坂井真紀、仲村トオル

 

【スタッフ】

監督・脚本:宮藤官九郎

 

感想・評価

中学生の頃は様々なことに興味を持ち、ひたすら妄想に耽るのも思春期あるあるの1つ。

今回はそんな中学生の妄想をテーマにした作品で、止まらない妄想と奇想天外な展開を描いたアクションコメディー。

宮藤官九郎監督特有のぶっ飛んだワールドに爆笑してしまうことでしょう。

 

ドロップ

あらすじ

不良に憧れて、私立の中学校から公立中学校に転校したヒロシ(成宮寛貴)は、さっそく不良たちに目をつけられ、河川敷に呼び出される。

そこに待っていたのは、極悪非道なカリスマ不良の達也(水嶋ヒロ)だった。

いきなり達也とタイマンを張ることになったヒロシ。

あっさりと達也にぶちのめされてしまうが、ヒロシは不良グループの仲間入りを果たす―。

 

キャスト・スタッフ

【出演者】

成宮寛貴、水嶋ヒロ、本仮屋ユイカ、上地雄輔、中越典子、波岡一喜、若月徹(若月)、綾部祐二(ピース)、増田修一朗、住谷正樹(レイザーラモン)、宮川大輔、坂井真紀、哀川翔、遠藤憲一

 

【スタッフ】

原作:脚本:監督:品川ヒロシ

 

感想・評価

お笑い芸人・品川ヒロシ自身の青春時代を綴った小説が原作の映画であり、品川ヒロシが脚本・監督まで務めた作品。

中学生ぐらいの年の頃は不良やヤンキーといった悪に憧れがち。

ですがこの作品はただの不良の物語ではなく、恋愛あり、お笑いあり、友情あり、出会いと別れありと様々な要素が入った青春映画になっています。

 

レミングスの夏

あらすじ

茨城県の取手で、ハサミで小学生を切りつける「ハサミさん」が現れるという都市伝説が話題になっていた。

同じころ、仲良しグループ「レミングス」のアキラこと千葉旭(菅原麗央)、ナギこと南木秀平(前田旺志郎)ら仲間の中学生たちは、6年前の小学2年生の夏に起きた出来事によって奪われた日々を取り戻すため、ある計画を実行する。

 

キャスト・スタッフ

【出演者】

前田旺志郎、菅原麗央、平塚麗奈、瑚々、モロ師岡

【スタッフ】

監督:五藤利弘

 

感想・評価

幼い頃、仲良しだった女の子の命を奪われた5人が、それから6年の歳月を経た中学2年生にて命を奪った相手に復讐するというミステリー風復讐劇。

内容が内容だけに重い作風になっていますが、復讐を誓ったメンバーが全員中学生ということで所々で見せる幼さが目立ちます。

中学生達の6年かけた復讐劇は一体どうなるのか、その結末は必見です。

 

耳をすませば

あらすじ

月島雫は、明るく読書好きな女の子。

中学3年になって、周りは皆受験勉強で一生懸命なのに、いつも学校の図書館や市立図書館で本を読みふけっていた。

雫はある日、図書館の貸し出しカードに「天沢聖司」という名前を発見する。

雫が読む本には必ずといっていいほどその名前があった。

やがて、雫はひとりの少年と出会う。

中学を卒業したらイタリアへ渡って、ヴァイオリン職人の修行をしようと決意している少年。

その少年こそが「天沢聖司」であった。

雫は聖司に惹かれながらも、将来の進路や未来、そして自分の才能にもコンプレックスと焦りを感じていた。

やがて、雫は聖司の生き方に強く心を動かされ、聖司の祖父・西老人が経営する不思議なアンティークショップ「地球屋」にあった猫人形「バロン」を主人公にした物語を書き始めるのだった…。

 

キャスト・スタッフ

【出演者】

本名陽子、高橋一生、露口茂、小林桂樹、高山みなみ

 

感想・評価

あの宮崎駿がプロデュースと脚本を務めたジブリアニメ。

読書が好きで図書館に通う中3の女の子の淡い恋愛を通して、思春期の不安や乙女心、憧れが描かれています。

ただひたすらに甘酸っぱく、ピュアな作品ですのでドロドロとした人間関係に嫌気が差したり、恋愛で傷ついた人にほどおすすめしたい作品です。

 

まとめ

というわけで今回は中学生が主人公のおすすめ映画を紹介しました。

気になった作品があったらぜひこれを機に視聴してみてください。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

おすすめの記事