高校はある程度の出席日数がないと、留年してしまいます。
そのため
「高校は何日休むと留年になるの?」
「必要最低限の出席日数は?」
といった点が気になる人も多いのではないでしょうか?
そこで今回はその辺りについて解説していきます。
ぜひ参考にしてください。
高校は何日休むと留年になる?
何回休むと留年になるのか?
多くの高校では年間出席日数の3分の1以上休むと留年する基準になっています。
ほとんどの高校は年間出席日数がおよそ200日前後ですので、1年間で67日ほど欠席してしまうと留年になる可能性があるという計算になりますね。
なので逆に言えば1年間で135日ほど出席しておけばギリギリ留年は免れるとも言えます。
ただ全ての高校が3分の1以上というわけではなく、中には4分の1以上(50日ほど)だったり、5分の1以上(40日ほど)欠席するとダメなど、学校によって留年する欠席日数、出席日数の基準が違う場合があります。
なので気になる方は自身の生徒手帳など学校の規則が細かく書かれているものを参照して、しっかりと確認しておくといいでしょう。
また留年するかどうかは単純な出席日数だけではなく、遅刻や早退、それぞれの授業の欠課数なども大切になってきます。
今からそれぞれ解説していきます。
早退や遅刻も欠席扱いになる?
学校は授業に遅れると遅刻、1日の途中で帰ると早退となりますが、多くの高校では遅刻や早退○回で欠席1回扱いというルールがあります。
なので欠席と早退や遅刻どっちかであれ
何回で欠席扱いになるかはこれまた高校によりますが、大抵は2回か3回で欠席扱いにしているところが多いです。
そのため留年になる欠席日数が仮に70日とし、自分はその内65日欠席していてギリギリ留年は免れていたとしても、遅刻を30回していたら欠席10日扱いで基準の70日を超えてしまったなんてことにもなりかねません。
ですので留年しないようにするには出席日数だけではなく、遅刻や早退回数にも気を付けないといけません。
ただ遅刻や早退は複数回で欠席1回分なので、どっちかと言えば遅刻や欠席の方がマシなので欠席するぐらいなら遅れたり途中で帰ることになっても学校には行った方がいいと言えるでしょう。
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欠課数も留年の原因になる?
高校では留年せずに無事に卒業するには単位が必要とよく言われますが、この単位とは簡単に言えば授業に出た回数がそのままその科目の単位となります。
そして高校の留年は欠席日数だけではなく、どれだけ欠課数(授業を休んだ回数)があるかというのも基準になってきます。
たとえば年間100時間ある授業であれば、その内の3分の1以上の34時間以上欠課したらアウトなどといった感じですね。
そのため休むにしても同じ科目ばかり休んでいると「出席日数は足りてるけど数学だけ単位が足りない!」などといったようなことが起きて留年してしまう可能性もあります。
また数学や国語など年間授業数が多いものであればその分休める回数が多いので1回の欠課がそれほど大きな影響は出ませんが、体育や芸術など回数が少ない科目の場合は仮に年会授業数が35回だとすればその内12回休んだら留年になってしまうといったようにそれだけ休んではいけない回数が少ないので、同じ1回の欠課でも留年への影響が変わってきます。
なのでこのように留年するかどうかは単純に出席日数だけではなく、それぞれの授業に必要な単位数はどれだけあり、自分はどれだけ取得したのか(どれだけ授業に出たのか)というのも把握する必要があります。
ちなみに高校では体育祭や文化祭など学校行事がありますが、こういった学校行事には高校によっては単位が設けられている場合もあり、場合によっては普通の授業と違って複数の単位が用意されているなんてこともあります。
そのため他の授業を休むのと学校行事を休む方が留年に大きく影響する可能性があるということですね。
なので留年しないか気になっている方はこの辺りも頭に入れておくといいでしょう。
もしも出席日数が足りない場合はどうなる?
もしも出席日数が足りなかったり、単位が足りない場合はどうなるか?
この場合、まずは留年になる前に先生の方から
「あと○日休むと留年だよ」
「この教科をあと○回休んだら進級できないよ」
などと注意喚起などがあり、その後親を呼び出されて留年にならないための話し合いがあります。
そしてその際に留年にならないように足りない分の単位を補修で補ったり、成績が足りないのであれば追試を受けるなどの救済方法を提案してもらえます。
ただこのように単位が足りないなどであればその他のことで補える可能性はあるのですが、出席日数は他で補うことが出来ません。
そのため留年したくないのであればたとえ遅刻したり、早退してもとにかく学校には行くように心がけましょう。
まとめ
今回解説したように無事に卒業するには出席日数さえあればいいわけではなく、それぞれ受けた授業時間(単位)も必要になってきます。
ですのですでに何日か休んでいる人は、それらも頭に入れながら上手に立ち回るといいでしょう。