厳しい先生というのは生徒からすれば「怖い、嫌い」と思うことも多く、その先生の存在が悩みの種となる人も少なくないでしょう。
また生徒だけではなく、「自分の子供が通っているクラスの先生がやたら厳しくて心配」とその親御さんも不安を抱えていることも珍しくありません。
そこで今回はそんな人向けに厳しい先生との付き合い方をいくつか紹介します。
クラスの担任や部活の顧問、習い事や行きつけの病院などどんな先生にも使えますのでぜひ参考にしてください。
目次
厳しい先生との付き合い方
メリットを考える
厳しい先生というのは怖いもので、つい生徒が委縮してしまいがち。
そのためのびのび授業を受けることが出来ない、委縮して自由に発言が出来なくなるなどデメリットに目がいきがちです。
しかし厳しい指導にはメリットもあり、ざっと挙げると
- 厳しい環境からより自分を磨くことが出来る
- 適度な緊張で成果が上がる
- 今後厳しい先生に出くわした時や社会に出て厳しい上司に当たった時の耐性がつく
- クラスの秩序が保たれ、学級崩壊しない=クラス全体がたるむことがない
とこのようなメリットがあります。
逆に優しい先生の場合は上記で挙げたメリットを受けることが出来ず、逆に
- それに甘えて伸びしろがなくなってしまう
- 優しさに甘えて友達のような感覚で接してしまい、大人に対するきちんとした対応を学べない
- 厳しい先生に当たった際に、優しい先生に慣れている分辛い思いをすることになる
- クラスの秩序が乱れやすい、学級崩壊が起こりやすい
といったデメリットがあります。
つまり厳しい先生にも良いところがあるということですね。
ですので厳しい先生に当たって辛い思いをしている人は、このようなメリットがあることを考えながら付き合っていくといいでしょう。
そうすることで辛いことがあっても「先生は厳しいけどこれは自分のためになるんだ」と頑張れます。
実際に厳しい先生に指導されているときは辛くても、終わってから
「厳しく指導してくれてよかった」
「あの先生でよかった」
と思う人も少なくありません。
厳しくするのは生徒を思ってのこと
先生に厳しくされると
「自分のこと嫌いなのかな?」
「意地悪でこんなことしてるのかな?」
なんて思うこともあるでしょう。
特に自分にだけ厳しいとなると尚更です。
確かに先生も人間ですので好きな生徒嫌いな生徒というのは存在し、嫌いな生徒にはつい強く当たってしまいがち。
しかし大抵の先生が厳しく指導するのは嫌いだからではなく、その生徒のためを思ってしていることが多いです。
また人によっては「この生徒は優しくした方がいい、この子には厳しく指導した方が伸びる」など先生側が判断して生徒によって指導を変えている場合もあります。
そのためたとえ自分からしたら理不尽に厳しくされていると感じても、「本当はそうではない。先生は自分のために厳しく指導しているんだ」と思えば、同じ指導でも心の持ちようは変わってくるものです。
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先生の性格を変えることはできない
たとえ先生がどれだけ理不尽だったり「この人とは合わない」と思っても、先生の性格を変えることはできません。
そのため自分が変わるか、担当の先生を変えるかのどちらかしかありません。
なので習い事や行きつけの精神科の先生など先生を変えることが出来るならそちらを検討し、それが無理な場合はこれまで紹介したように自分の心構えや先生との付き合い方を変えていくようにしましょう。
自分を変えるしかないのに先生の文句ばかり言っても何も変わりませんし、ずっと「今の先生厳しくて嫌い」という気持ちがつきまとうだけです。
先生に直接気持ちを伝える
もしもどうしても今の先生と合わない、けど先生を変えることはできないという場合は、その気持ちを先生に直接伝えるのも手です。
たとえば
「先生が怖くて委縮してしまい、自分を上手く出せません。」
「先生は私のことが嫌いなのですか?」
などといった感じですね。
たとえ生徒がどう思っていようと、先生は自分の指導が正しいと思っているもの。
そのためこうして言われて初めて
「自分の指導は間違っていたんだ」
「少しやり方を変えよう」
と自分の指導方法を見つめ直せるものです。
またたとえ気持ちを伝えて先生の指導方法が変わらなくとも、
「嫌いだから厳しくしているわけじゃないよ」
などと先生がどういった思いでそういった指導をしているのかが少しでも分かれば、恐怖心も大きく薄れるものです。
なので先生に対する不満がある場合は一度気持ちをぶつけてみるといいでしょう。
直接は言えないという場合は手紙やLINE、他の人など気持ちを伝える方法は沢山ありますのでそれらを頼るといいでしょう。
厳しい先生との付き合い方まとめ
というわけで今回の内容を簡単にまとめると
- 厳しい先生にも沢山のメリットがある
- 厳しい指導は生徒を思ってのこと
- たとえ先生と合わなくとも、相手の性格を変えることはできない
- そのため担当の先生を変えるか、自分を変えるしかない
- どうしても限界の場合は先生に気持ちをぶつけるのも手
といった感じですね。