友達や家族、彼氏彼女などに電話をかけたら
「おかけになった電話は電波の届かない場所にいるか電源が入っていないためかかりません」
といったアナウンスがかかって繋がらないという経験がある人は少なくないでしょう。
しかしそうなると中には
「電波の届かない場所ってどこにいるんだよ!?」
と具体的にどこにいるのか気になる人もいるでしょう。
そこで今回はそんな人向けに日本国内で電波の届かない場所について紹介していきたいと思います。
ぜひ参考にしてみてください。
日本国内で電波の届かない場所
基地局が近くにない場所
スマホや携帯でネットを利用したり通話するために必要な電波は基地局と呼ばれるものから発信されており、人が多く集う場所にはそれだけ電波を必要とする人が多いため、大抵この基地局が周辺にいくつも設置されているもの。
ですが山奥や田舎、孤島など人がそれほど来ることがない場所は=電波を必要としない場所ということで基地局が設置されていないことも多く、近くに電波を発信する場所がないため圏外になりやすいです。
「田舎のばあちゃんの家は電波が届かないから暇」「じいちゃんの家は山奥にあるから圏外でスマホ使えないからなあ」などといったことはよく聞くため、日本国内で電波の届かない場所と聞いたら一番にこういった場所を想像する人も多いのではないでしょうか?
電波を通しにくい場所
電波は障害物があるとそれだけ通しにくくなる性質があります。
そのため施設の地下や鉄筋コンクリート造りのビルや、何枚もの壁がある建物の中心部などは電波を受信するまでの障害物が多くなるため電波が悪くなりやすい傾向にあり、場合によっては電波を拾うことが出来ずに圏外になることもあります。
高い場所
基地局の電波は基本的に下方向に飛んでいます。
そのため高層ビルなど最寄りの基地局のアンテナよりも高い場所にいるとそれだけ電波が拾いにくい傾向にあります。
また逆にこういった場所は見晴らしがよすぎて様々な電波を拾ってしまい、それゆえに受信する電波が安定しないという特徴もあります。
なのであまりにも高すぎる場所は電波が悪くなりがちで、場合によっては圏外になることもあります。
電子レンジの中
電子レンジは電磁波を使って調理するものですが、この電磁波を人が直接受けると人体にかなりの悪影響を及ぼすということから電磁波が中から外に漏れにくいように出来ています。
そのため電子レンジの中にスマホを入れれば電波を受信しにくいので圏外になりやすいです。
ただそれぞれの電子レンジの構造によっては微小ながらも電波が漏れることがあるため、必ずしも圏外になるとは限らないようです。
コインロッカーの中
コインロッカーは電子レンジのように電磁波が発生するわけではありませんが、それでもスマホや携帯を箱の中に閉じ込めるためそれだけ電波を通しにくく、その間は圏外になることも少なくありません。
また電波は木製よりも金属の方が通りにくいため、金属で出来ているコインロッカーの場合はより圏外になる可能性が高いです。
機内モード
機内モードとはスマホや携帯に搭載されている機能で、これをオンにすることでWi-Fiが飛んでいても意図的に電波を受信せずに端末を圏外と同じ状態にすることができます。
そのため飛行機や映画館など電波が受信できる状態だと周りに悪影響を及ぼす可能性がある場所などで「携帯の電源は切るか機内モードにしていただくよう~」といったアナウンスをよく聞きますね。
なので相手と電話が繋がらない時は必ずしも電波が悪いところにいるのではなく、このように意図的に圏外にしている場合も考えられます。
まとめ
というわけで今回は日本国内で電波の届かない場所について紹介しましたがいかがでしたでしょうか?
漠然と相手がどこにいるのか分からないよりも、こうして考えられる可能性がいくつか頭にあるだけで不安やイライラも大分変わってきます。
また逆に自分のスマホが今もしかしたら圏外にいるかもしれないという状況把握にも応用出来るため、これを機に電波の届かなさそうな場所をいくつか覚えておくといいでしょう。