大学生はサークルに部活、バイトに恋愛、飲み会に就活など出来ることややることが多く、それだけ人によって色んな大学生活があります。

今回はそんな大学生が主人公の日本の映画(邦画)のおすすめを紹介します。

 

大学生が主人公の日本の映画のおすすめ

ぼくは明日、昨日のきみとデートする

あらすじ

京都の美大に在籍する20歳の南山高寿(福士蒼汰)。

ある日、彼は電車で大学に行こうとしたところ福寿愛美(小松菜奈)という女性に出会い、瞬く間に心を奪われてしまう。

高寿は愛美に声を掛けるが、高寿のある一言を聞いた途端に愛美は涙を流す。

その理由を尋ねることができずにいた高寿だったが、その後二人は付き合うことになる。

周囲からもうらやましがられるほど順調に交際が進み、幸せな日々がいつまでも続くと考えている高寿。

だが、愛美から思いも寄らなかった秘密を打ち明けられる。

 

キャスト・スタッフ

【キャスト】

福士蒼汰、小松菜奈、山田裕貴、清原果耶、東出昌大、大鷹明良、宮崎美子

 

【スタッフ】

監督:三木孝浩

原作:七月隆文「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」(宝島社)

脚本:吉田智子

音楽:松谷 卓

主題歌:back number 「ハッピーエンド」(ユニバーサル シグマ)

 

感想・評価

美大生の主人公によるファンタジーラブストーリー。

最初は大学生による普通の恋愛ものかと思いきや、主人公の彼女が明かす秘密によって急展開を迎えます。

その秘密を知ってからは涙なしで見ることは出来ません。

1度見終ったらもう一度最初から見たくなる作品です。

 

何者

あらすじ

就職活動の情報交換のため集まった大学生の拓人(佐藤健)、光太郎(菅田将暉)、瑞月(有村架純)、理香(二階堂ふみ)、隆良(岡田将生)。海外ボランティアの経験や業界の人脈などさまざまな手段を用いて、就活に臨んでいた。

自分が何者かを模索する彼らはそれぞれの思いや悩みをSNSで発信するが、いつしか互いに嫌悪感や苛立ちを覚えるようになる。

そしてついに内定を決めた人物が出てくると、抑えられていた嫉妬や本音が噴きだし……。

 

キャスト・スタッフ

【キャスト】

佐藤 健、有村架純、二階堂ふみ、菅田将暉、岡田将生、山田孝之

 

【スタッフ】

原作:朝井リョウ『何者』(新潮文庫刊)

監督・脚本:三浦大輔

音楽:中田ヤスタカ

主題歌:「NANIMONO(feat.米津玄師)」中田ヤスタカ(WARNER MUSIC JAPAN/unBORDE)

 

感想・評価

原作は「桐島、部活やめるってよ」などで知られる朝井リョウの小説で、就活する大学生5人が模索する様を、Twitterと絡めて描いた作品です。

スピード感ある展開に加え、就活への焦燥感や、身近な人への嫉妬など就活する大学生の複雑な内面をリアルに表現されています。

いずれは就活することになる人がほとんどの大学生にとっては思い当たるところが多い作品だと思います。

 

風が強く吹いている

あらすじ

高校時代に天才ランナーと呼ばれながらも、事件を起こして陸上から遠ざかっていたカケル(林遣都)。

ひざの故障で陸上の道をあきらめた元エリートランナーにして、寛政大学陸上競技部のリーダーでもあるハイジ(小出恵介)は、そんなカケルを陸上競技部にスカウトし、ひそかに抱き続けていた箱根駅伝出場の夢を実現させようとする。

 

キャスト・スタッフ

【キャスト】

小出恵介、林遣都、中村優一、五十嵐隼士

 

【スタッフ】

監督・脚本:大森寿美男

原作:三浦しをん(新潮社刊)

 

感想・評価

素人同然の寄せ集め陸上部が、箱根駅伝出場を目指して奮闘する青春群像劇。

強豪陸上部とはかけ離れた環境で箱根駅伝に挑むのですが、素人同然の選手陣が段々と一丸となって走っていく姿には胸を打たれます。

駅伝の魅力が伝わる熱い作品です。

 

僕たちは世界を変えることができない

あらすじ

医大生のコータ(向井理)は友人たちと楽しい日常を過ごしていたが、何か物足りなく感じていた。

ある日、海外支援のパンフレットに目が止まったコータは、すぐに知り合い全員に「カンボジアに学校を建てよう!」とメールを送る。

実際に現地へリサーチに行くまでに活動を本格化させるが、そこには想像以上の現実が待ち構えていて……。

 

キャスト・スタッフ

【キャスト】

向井理、松坂桃李、柄本佑、窪田正孝

 

【スタッフ】

監督:深作健太

 

感想・評価

カンボジアに学校を建てようと奮闘する大学生の挫折と成長の日々を綴った青春ドラマ。

単なるお涙ちょうだいな映画ではなく、まるでドキュメントのようにリアルなカンボジアの現状が描かれており、大学生がボランティアで奮闘する姿を通してカンボジアが辿ってきた歴史なども知ることが出来ます。

主要キャストが若かりし頃のイケメン俳優ばかり揃っていることも注目です。

 

ハチミツとクローバー

あらすじ

浜美大に通う竹本(櫻井翔)は、ある日、一心不乱に絵を描く少女・はぐみ(蒼井優)に恋心を抱く。

彼女は大学の教授・花本(堺雅人)の親戚で、天才少女とうわさされる転入生だった。

はぐみのことが頭から離れない竹本だったが、彼と同様にはぐみを気にかける非凡な先輩・森田(伊勢谷友介)の存在が竹本の恋心をかき乱し……。

 

キャスト・スタッフ

【キャスト】

櫻井翔、蒼井優、伊勢谷友介、加瀬亮、関めぐみ、中村獅童、西田尚美、堺雅人、堀部圭亮、宮崎吐夢、銀粉蝶

 

【スタッフ】

原作:羽海野チカ「ハチミツとクローバー」集英社刊

監督:高田雅博

脚本:河原雅彦/高田雅博

主題歌:「魔法のコトバ」スピッツ エンディング・テーマ「アオゾラペダル」嵐

 

感想・評価

羽海野チカの人気コミック原作、全員片想いという5人の美大生の切なく甘酸っぱい恋模様を描いた青春ラブストーリー。

特にひねった展開などはありませんが、それゆえにリアリティがあり、純粋に大学生の青春恋愛ものとして楽しむことが出来ます。

また主要人物が全員美大生ということで美大特有の雰囲気もよく出ており、美大あるあるも描かれていますので、美大生の日常ものとしても楽しめます。

 

ガチ☆ボーイ

あらすじ

大学生の五十嵐良一(佐藤隆太)は突然プロレス研究会に入部するが、何でもメモを取る割に学生プロレスで一番大事なこととされる“段取り”を覚えられずにいた。

そんな中、商店街でのデビュー戦を迎えた良一は、段取りを忘れたために本気でガチンコの試合をすることになるが、それが観客にウケて一躍人気レスラーになる。

 

キャスト・スタッフ

【キャスト】

佐藤隆太、サエコ、向井 理、仲 里依紗、宮川 大輔、泉谷しげる

 

【スタッフ】

監督: 小泉徳宏

原作: 蓬菜竜太(舞台「五十嵐伝~五十嵐ハ燃エテイルカ~」より)

脚本: 西田征史

音楽: 佐藤直紀

主題歌: チャットモンチー「ヒラヒラヒラク秘密の扉」

 

感想・評価

事故によって新しいことが覚えられず、毎朝新しい記憶がリセットされた状態で起きる大学生が大学のプロレス研究会で奮闘する話。

最初は普通の段取りがなかなか覚えられない爽やか青年かと思いきや、実は事故によって新しいことが覚えられないために、その裏では懸命に前日までの記録を綴ったノートを必死に読む主人公の日常を見せられるといったように構成が上手いです。

主人公の努力を知った時は胸にグッときます。

その大変さを乗り越えて、懸命に生きる姿にパワーをもらえます。

 

東京難民

あらすじ

堕落した大学生活を送ってきた時枝修(中村蒼)は、生活費を工面してくれた父親が借金を抱えて行方をくらまし、授業料未納によって大学を除籍される。

家賃も払えずアパートを追い出された彼は、ネットカフェで宿泊しながら日払いのアルバイトで過ごしていた。

さらにはホストクラブで働くはめになり、ついにはホームレスになってしまう。

 

キャスト・スタッフ

【キャスト】

中村蒼、大塚千弘、青柳翔、山本美月、中尾明慶、金子ノブアキ、井上順

 

【スタッフ】

監督:佐々部清

 

感想・評価

大学生活を送っていた主人公が、父親の失踪を機にどんどん転落していき、そこから這い上がろうと奮闘するお話。

現在の社会は何かをきっかけに一度道を踏み外すとどんどん落ちていくもので、一度落ちてしまったらそう簡単には這い上がれない構造になっており、その残酷な社会を短時間でリアルに表現してます。

この作品を見ることでいつ自分も転落するか分からない恐怖や「こうはなりたくない!」という思いから、反面教師として自分を鼓舞することが出来ます。

 

パレード

あらすじ

映画会社勤務の直輝(藤原竜也)、イラストレーター志望の未来(香里奈)、フリーターの琴美(貫地谷しほり)、大学生の良介(小出恵介)たちは、2LDKマンションで共同生活を送っていた。

それぞれが不安や焦燥感を抱えながら、怠惰な共同生活を続けていたが、サトル(林遣都)が現われたことで変化が起こり始め……。

 

キャスト・スタッフ

【キャスト】

藤原竜也、香里奈、貫地谷しほり、林遣都、小出恵介

 

【スタッフ】

監督: 行定勲

 

感想・評価

ルームシェアをしている大学生、イラストレーター、映画会社勤務、フリーターの4人の男女のところに1人の男(サトル)が同居人として加わることになり、物語が展開していきます。

一見仲良さげに見える4人ですがサトルが加わったことによりそれぞれが持つ闇が徐々に浮き上がってきます。

全体的にゆるく話が進んでいくのですが、ミステリー要素も相まってどこか怠惰的で不気味な雰囲気に包まれており、衝撃のラストには後味の悪さと恐怖心を抱くでしょう。

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アヒルと鴨のコインロッカー

あらすじ

大学入学のために単身仙台に引っ越してきた19歳の椎名(濱田岳)はアパートに引っ越してきたその日、奇妙な隣人・河崎(瑛太)に出会う。

彼は初対面だというのにいきなり「一緒に本屋を襲わないか」と持ちかけてきた。

彼の標的はたった一冊の広辞苑。

そして彼は2年前に起こった、彼の元カノの琴美(関めぐみ)とブータン人留学生と美人ペットショップ店長・麗子(大塚寧々)にまつわる出来事を語りだす。

過去の物語と現在の物語が交錯する中、すべてが明らかになった時、椎名が見たおかしくて切ない真実とは・・・。

 

キャスト・スタッフ

【キャスト】

濱田岳瑛太関めぐみ

 

【スタッフ】

監督:中村義洋

 

感想・評価

伊坂幸太郎の同名小説を映画化した青春ミステリー。

原作では映像化不可能と言われたトリックがあるため、公開前からそれをどのように映画で表現するのか原作ファンから注目を浴びていました。

巧妙に張られた伏線や、見るものに目の前の世界を信じさせる演出は絶妙で、それらが明かされる瞬間は驚くこと間違いありません。

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サマータイムマシン・ブルース

あらすじ

とある大学のSF研究会の部室には、前日にクーラーのリモコンが壊れ、猛暑に悩む部員たちがいた。

ところが彼らは部屋の隅にタイムマシンがあることを発見、「昨日に戻ってリモコンを取ってこよう」ということになり、乗り込んでみるが……。

 

キャスト・スタッフ

【キャスト】

瑛太、上野樹里、与座嘉秋、川岡大次郎、ムロツヨシ

 

【スタッフ】

監督:本広克行

 

感想・評価

SF研究会の部員たちが、部室のクーラーのリモコンが壊れたことによって部屋の隅にあったタイムマシンで壊れる前のリモコンを取ってくるお話。

過去を遡るタイムトラベル作品なのですが、目的が目的ですし、SF研メンバーのおバカな発想と無駄にあり過ぎる躍動感などから笑って楽しめる青春コメディーな一面もあります。

しかし最初から張られていた伏線をエンディングにつれて回収していく様は気持ちよく、しっかりと伏線回収が秀逸な作品に仕上がっています。

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まとめ

というわけで今回は大学生が主人公の日本の映画を紹介しました。

気になった作品があったらぜひこれを機に見てみてください。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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