スパイ映画と言えば洋画を思い浮かべる人も多いと思いますが、日本にも面白いスパイ映画はあります。
そこで今回は邦画のスパイ映画のおすすめを紹介します。
目次
日本のスパイ映画おすすめ
ジョーカー・ゲーム
あらすじ
舞台は第二次世界大戦前夜。
上官の命に背き、極刑を言い渡された青年(亀梨和也)は刑の執行直前、謎の男・結城(伊勢谷友介)から
救いの手を差し伸べられる。
交換条件は、男が設立した秘密組織“D機関”の一員としてスパイになること。
過酷で奇妙な訓練を経て、青年に与えられたのは“嘉藤”という偽名と、世界を揺るがす“ブラックノート”を奪取するという極秘のミッションだった。
キャスト・スタッフ
【キャスト】
亀梨和也、深田恭子、小澤征悦、小出恵介、山本浩司、渋川清彦、田口浩正、光石研、嶋田久作、伊勢谷友介
【スタッフ】
原作:柳広司「ジョーカー・ゲーム」(角川文庫)
監督:入江悠
脚本:渡辺雄介
感想・評価
原作・柳広司ベストセラー小説を映画化したもので、第2次世界大戦前夜を舞台に世界を揺るがす機密文書・ブラックノートをめぐる極限のスパイゲームを描いた作品です。
主演の亀梨和也が繰り出す体を張ったアクションの数々や、海外を舞台にした壮大な映像、ブラックノートを巡るスリリングでスピード感溢れる展開が魅力。
ただ映画は原作やアニメに比べてスパイとしてのリアリティが少し欠けており、とことんリアリティを追及したスパイ作品というよりかはスパイを題材にしたエンターテインメント映画と捉えた方がいいでしょう。
陸軍中野学校
あらすじ
三好次郎ら18人の少尉たちは上層部の命令で日本陸軍のスパイ養成機関・陸軍中野学校へ。
彼らは戸籍を抹消され、過酷な特殊訓練を受けるが、ひとり、またひとりと脱落していく。
キャスト・スタッフ
【キャスト】
市川雷蔵、小川真由美、待田京介、加東大介
【スタッフ】
監督:増村保造
脚本:星川清司
感想・評価
日本陸軍のスパイ養成機関「陸軍中野学校」の活動をリアルなタッチで描いたドキュメンタリー風映画。
公開は1966年とかなり前ですが、日本のスパイ映画を語る上では外すことができない名作です。
先ほど紹介した「ジョーカー・ゲーム」の原作はこの作品を元にして作られているので、映画「ジョーカー・ゲーム」を視聴した人や、原作のファンの人はこちらも見てみるといいでしょう。
メサイア
あらすじ
国のために自らの命も犠牲にして任務を実行するスパイ“サクラ”のメンバーである海棠鋭利(荒井敦史)は、相棒の御津見珀(井上正大)と共に、敵方の人間である島田朝和の弟・文和(高橋龍輝)の監視を目的とし、全寮制の高校「聖永学園」へ潜入を開始する。
指令通り、文和と親しくなる鋭利だったが、次第に文和に対して本物の友情を抱き始め……。
キャスト・スタッフ
【キャスト】
荒井敦史、井上正大、木ノ本嶺浩、陳内将、高橋龍輝
【スタッフ】
監督:金子修介
感想・評価
2大勢力に分断され、情報戦が熾烈を極める世界で、敵方の人間の弟を監視するために全寮制高校に潜入する話。
敵方の人間の弟を監視していくうちに友情が芽生え、任務を優先するのか、それとも友情か、と葛藤するスパイが描かれます。
アクションも本格的で、ストーリーも意外な展開に進んでいくので、見応えある作品です。
スパイ・ゾルゲ
あらすじ
1930年代、朝日新聞記者の尾崎秀実は赴任先の上海でひとりの男リヒャルト・ゾルゲと出会う。
ナチス党員のジャーナリスト、ゾルゲの正体はソ連の諜報員。
国土の両側をナチスドイツと日本軍の脅威にさらされていたソ連は、両国の動向に神経を尖らせていた。
その後ゾルゲはドイツの新聞“フランクフルター・ツァイトゥンク”紙の特派員として来日、日本のドイツ大使館に深く食い込んでいく。
やがて彼は日本に戻っていた尾崎と再会、ゾルゲの語る理想に共鳴した尾崎を協力者に取込み、後に“ゾルゲ諜報団”と呼ばれる一大スパイ組織を着々と作り上げていくのだった…。
キャスト・スタッフ
【キャスト】
イアン・グレン、本木雅弘、椎名桔平、上川隆也、永澤俊矢
【スタッフ】
監督:篠田正浩
感想・評価
第二次大戦下の日本で、特高警察に逮捕されたソ連のスパイ、リヒャルト・ゾルゲ彼の知られざる平和への思いと、彼と共にスパイ活動に殉じた日本人ジャーナリスト尾崎秀実、彼らを支える女たち、スパイに翻弄される日本の中枢の男たちの姿を描く歴史大作。
軍部や政府の機密情報がモスクワに筒抜けになっていた「ゾルゲ事件」を軸にしたドキュメンタリー作品ですのでリアリティがあります。
また第二次大戦始まりの日本が舞台になっているので、近代史についても学べる作品です。
0093女王陛下の草刈正雄
あらすじ
二枚目スターとして活躍中の草刈正雄(草刈正雄)は世間を欺く仮の姿で、その正体はコードナンバー“0093”の女王陛下の下で働く諜報部員だった。
そんなある日、20年ぶりに女王からの指令が下る。
そのミッションとは電波を悪用して視聴者の洗脳をたくらむ、IT企業社長の三輪嘉門(嶋田久作)による世界征服を阻止することだった。
キャスト・スタッフ
【キャスト】
草刈正雄、黒川芽以、彩輝なお、麻有、和田聰宏、唐橋 充、水野晴郎、森田正光、嶋田久作
【スタッフ】
監督 :篠崎 誠
脚本 :加藤淳也
感想・評価
本格スパイパロディー作品。
リアリティあるスパイ要素は少ないですが、その分コメディ要素が多く、ジョークやギャグ、小ネタ、ハリウッド映画のパロディネタなどとにかく笑える要素盛り沢山で、いい意味でバカバカしい作品です。
ゆるく笑って楽しみたいという人におすすめです。
まとめ
というわけで今回は日本のスパイ映画のおすすめを紹介しました。
気になった作品があったらぜひこれを機に見てみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。