「親がノックもしないで勝手に部屋に入ってくる」
「頼んでもないのに部屋を掃除したり、片付けられる」
「無断で自分のいない間に机の上の物を触られたり、引き出しの中を漁られる」
実家暮らしの人でこのような経験がある人は多いのではないでしょうか?
たとえ親とはいえ自分のプライバシーを侵害してくるようなことをされるとイライラしてしまうもの。
そのためこういったことが原因で頭を抱えている人も少なくないと思います。
そこで今回はそんな人向けに親が勝手に部屋に入ってくる時の対処法を紹介します。
ぜひ参考にしてください。
目次
親が部屋に勝手に入ってくる時の対処法
気持ちを伝える
多くの子供にとって親とはいえ自分のプライバシーを侵害されると監視されたり嫌がらせのつもりでしてるんじゃないかと思ってしまうほどイライラしてしまいますよね。
ですが親からすればプライバシーを侵害しているつもりなんて一切ないため、それが原因で子供がとてつもなく嫌がっているということにも気づきません。
なので親が部屋に勝手に入ってきたり、無断で掃除していた際に何も言わずにただイライラした態度をとるだけでは
「思春期だから仕方ないか」
「反抗期かな?」
「なんか私生活で悩んでることがあるのかな?」
などと適当な解釈をするだけのことが多く、自身の行動を直そうとしてくれる可能性は低いです。
そのため勝手に部屋に入ることに対する自分の気持ちを
「ノックぐらいして!」
「勝手に部屋に入らないで!」
と言葉にして親にまだ伝えていない人は、まずはその気持ちを伝えることから始めましょう。
1回言っただけでやめてくれる可能性は低いですが、何回も言えば次第に受け入れてくれる可能性は高くなります。
また何回言ってもダメだったとしてもでも、とりあえず気持ちを伝えておくことでこれから紹介する別の対処法を使った時に受け入れてもらいやすくなります。
ドアを開かないように細工する
親が勝手に部屋に入ってくる時の対策として一番おすすめなのがこれですね。
物理的に部屋に入れないようにすれば親が何を言ってこようが関係ありませんし、こうして強行策に出ることで
親「なんでドア開かないようにしてるの?」
自分1「お母さんが勝手に部屋に入ってくるのが嫌だからだよ!」
自分2「何回言ってもノックせずに入るからだよ!」
といったように「それだけこっちはうんざりしてるんだ」と自分の気持ちを強く伝えるきっかけにもなります。
ではどのようにして部屋に入れないようにするかですが、今はネットで探せば鍵がない部屋にも鍵をつけることが出来る道具が1000円程度で売られています。
やり方もドアの隙間に差し込むだけなど穴を開けたりなどしなくとも簡単に使えます。
1000円程度であれば自由に使えるお金が少ない学生でも月々のお小遣いやいらないものをちょっと売ったりするだけでも買えるので手が出しやすいはずです。
もしも諸事情でそういった鍵をつける道具を買うことができない、使うことができないのであれば、
- 内開きであれば塞ぐようにしてドアの前にタンスを置く
- 外開きであればドアノブと部屋の本棚などを紐で結んで無理矢理内側に引っ張る
- 暖簾やカーテンなどで仕切りを作り、ドアを開けられてもすぐには中が見えないようにする
- 入口付近に鈴をつけ、親が入ってきたのが分かるようにする
などといったことをしてみるのもいいでしょう。
このように工夫次第で今よりもいくらかマシな状況にすることは出来るため、とりあえず今あるもので何か対策できないか考えてみるといいでしょう。
それで完全に親の侵入を防ぐことができなくとも、「勝手に部屋に入るのは本当にやめて」という気持ちを伝えることは出来ます。
親が部屋に入る必要のないように立ち回る
親が部屋に入るのには掃除をするためや、勉強してるか確認するためなど何らかの理由があると思いますが、逆に言えば部屋に入る必要がないように立ち回れば勝手に部屋に入ってくることを防ぐことを出来ます。
たとえば掃除のしようがないぐらいいつも綺麗に整理整頓しておけば、あなたの部屋を掃除目的で訪れる親は目的を失ってしまうため
「掃除しなくても最近綺麗だし、今日はいっか」
といったように次第に部屋に入る頻度も減っていきます。
勉強してるか確認してくる親であれば、いつ覗きにきてもいいように熱心に勉強に取りくむ姿を見せ続けたり、テストでいい結果を取り続けて「もう監視しなくても大丈夫だよ」と安心させたりなどですね。
結局のところ親が勝手に子供の部屋に入るのは
「部屋は清潔にしてるかな」
「なにか危ないもの持ち込んだりしてないかな」
「ちゃんと勉強してるかな」
などといったように心配する気持ちが原因だったりするので、自分からそういった親の不安を取り除くように動くことで親が部屋に入る頻度も次第に減っていきます。
第三者に相談して指摘してもらう
親が勝手に部屋に入るのをやめさせたい時は、第三者に相談してその人から指摘してもらうのもいいでしょう。
第三者とは親戚や親と仲の良い友達などですね。
親は子供からの指摘は何かと否定しがちですが、こういった第三者の人からの指摘であれば自分が言うよりも受け入れてもらいやすく効果的です。
誰しも子供の頃は親からの干渉に大なり小なり悩まされたことがある人が多いので、親身になって相談に乗ってくれるはずです。
またもしも指摘してもらうことが出来なかったり、指摘してもらっても親が納得してくれなかったとしても、誰かに自分の悩みを聞いてもらうだけでも精神的に楽になるものです。
毒親だということを伝える
毒親とは子供にとって悪影響を与える親のことで、今回のように子供のプライバシーを侵害したり過干渉する行為も毒親に含まれます。
昔はこのような言葉はそれほど耳にしませんでしたが、ネットが発達した今ではかなり普及しており、度々話題になっています。
もしかしたらあなたの親も自分がそうだと気付いてないだけで毒親という言葉は知っているかもしれません。
大人は世間体を気にするため、世間からあまり良く思われていない存在になっていることを認めることができにくいというのも自覚することができない1つの原因かもしれません。
ですがだからこそ知らないフリして「毒親って知ってる?」「過度な干渉は子供に悪影響らしいね」と遠回しに釘を刺したり、「お母さんは世間的には毒親だからこれ読んだ方がいいよ」などと言って毒親関連の書籍を渡すなどして、「あなたは世間からすれば子供の人生を悪い方向に歩ませる毒親なんだよ」と教えるのは効果的です。
「まさか自分が毒親だなんて」と中々認めようとしない人もいるかもしれませんが、そこで「でも世間からすれば本当に毒親なの…?」という疑念が湧いて自覚することが出来れば、「自分は毒親だったんだ…」というショックからこれまでの言動を悔い改める強烈なきっかけを与えることが出来ます。
まとめ
親が子供の部屋に勝手に入るのはよくあることで、特にその行為に罪悪感を感じることもありません。
だからこそ何らかの対策をしない限りその行為をやめてはくれないでしょう。
そのため今回紹介した対処法を使い、プライバシーを侵害する親を止めましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。