ドキュメンタリーはノンフィクションゆえに、作品を通して自分の知らない世界を知ることが出来るのが魅力的。
そこで今回は日本のドキュメンタリー映画(邦画)のおすすめを紹介します。
目次
日本のドキュメンタリー映画のおすすめ
DOCUMENTARY of AKB48 Show must go on 少女たちは傷つきながら、夢を見る 2011年
あらすじ
2005年、秋元康のプロデュースにより誕生し、今や国民的アイドルの地位を不動のものにしたAKB48。
西武ドームコンサートで3日間で延べ9万人を動員するスーパーアイドルたちのメンバー内格差や、アイドルとしての葛藤(かっとう)を1年にわたり追い掛ける。
カメラがとらえたし烈な舞台裏や、メンバーのインタビューなども収録されている。
公開日:2011年
キャスト・スタッフ
【キャスト】
AKB48
【スタッフ】
監督:高橋栄樹
感想・評価
アイドルグループ「AKB48」を迫ったドキュメンタリー。
表舞台ではニコニコしていたり、アイドルらしく可愛く振る舞っている彼女達が、裏では相当な努力をしていたり、泣いてしまうほど悔しい思いをしていたりとTVなどのメディアでは目にすることの出来ない裏側を見ることが出来ます。
ファン以外の人でも見応えがある作品です。
FAKE 2016年
あらすじ
2014年、聴覚障害を抱えながら「鬼武者」などのゲーム音楽や「交響曲第1番“HIROSHIMA”」といった作品により「現代のベートーベン」と呼ばれた佐村河内守が、実は耳は聞こえており、作品はゴーストライターの作曲だったと報道される。
騒然とする状況で、自宅での撮影に応じた佐村河内は……。
公開日:2016年
キャスト・スタッフ
【キャスト】
佐村河内守
【スタッフ】
監督:森達也
感想・評価
2014年のゴーストライター騒動で話題になった佐村河内守を追ったドキュメンタリー。
佐村河内守に焦点を当てた作品ですが様々なメディア関係者も登場するため、佐村河内守がどういう人物なのか?というだけではなく、彼を取り巻くメディアの在り方についても描かれています。
嘘をついた佐村河内守も自業自得ではありますが、観る前と後では彼に対する印象は大きく変わるはずです。
二郎は鮨の夢をみる 2011年
あらすじ
銀座に店を構える「すきやばし次郎」の店主で、大正14年生まれのすし職人・小野二郎さんが握るすしは5年連続で「ミシュランガイド」三つ星を獲得し、大きな注目を浴び続けてきた。
その味に魅了されたアメリカ人監督のデヴィッド・ゲルブが密着取材を行い、二郎さんの職人としての姿勢や、父を超えようと精進する2人の息子や弟子たちとの師弟関係を映していく。
公開日:2011年
キャスト・スタッフ
【キャスト】
小野二郎、小野禎一、小野隆士、山本益博
【スタッフ】
製作・監督・撮影:デヴィッド・ゲルブ
製作:ケビン・イワシナ、トム・ペレグリーニ
編集:ブランドン・ドリスコル=ルットリンガー
感想・評価
5年連続で「ミシュランガイド」三つ星を獲得し、世界中の美食家をうならせてきた銀座の名店「すきやばし次郎」の店主・小野二郎さんと、すし職人の世界に迫るドキュメンタリー。
製作はアメリカなので本来は洋画に分類されますが、日本のすし職人にフォーカスが当てられているためこちらで一緒に紹介します。
過度な演出や展開はありませんが、それゆえにすし職人の世界をリアルに描かれていますし、監督の力量もあって全編退屈せずに見ることが出来ます。
あの日、侍がいたグラウンド 2017年
あらすじ
2017年3月に開催された 2017 WORLD BASEBALL CLASSIC に出場した日本代表チーム、通称侍ジャパン。
各チームの中心選手が集まり、試合に備えて強化合宿を行い、東京で開催された1次・2次ラウンドからアメリカのドジャースタジアムに舞台を移した決勝ラウンド準決勝までを戦い抜いた、知られざる選手の素顔に迫る。
公開日:2017年
キャスト・スタッフ
【キャスト】
侍ジャパントップ選手
感想・評価
2017 WORLD BASEBALL CLASSIC での日本代表チーム(侍ジャパン)を追ったドキュメンタリー。
試合を見るだけでは見られない選手の姿や会話を観ることが出来ます。
野球の面白さというよりも、チームスポーツの魅力が詰まっています。
犬と猫と人間と 2009年
あらすじ
映画監督の飯田は、稲葉恵子さんというおばあさんから自分の存命中に、動物たちの命の大切さ伝える映画を撮ってほしいと依頼される。
彼はその申し出に最初は面食らうが、いろいろと調べるうちにペット大国日本の現実が見え始める。
犬や猫を家族の一員として迎える家庭がある一方、全国では一日あたり1,000匹近い犬猫が処分されており……。
公開日:2009年
キャスト・スタッフ
監督:飯田基晴
感想・評価
現在の日本の犬や猫と人間との関係を静かに見つめるドキュメンタリー。
空前のペットブームといわれる中、処分される犬猫の数はなかなか減らず、彼らを助けようとする人々の努力とジレンマ、そして確かにそこに存在する命の美しさを丁寧に描いています。
動物が好きな人もそうでない人にも見てもらいたい作品です。
eatrip 2009年
あらすじ
フード・クリエーティブ・チーム「eatrip」を主宰し、幅広く活躍中のフードディレクターの野村友里。
人間にとって欠かすことができない食という直接的な行為と、そこから生まれる感情の軌跡に興味を抱いた彼女は自らカメラを手に、年齢や職業、そして環境も異なる人々へ、食との向き合い方についてのインタビューを試みる。
公開日:2009年
キャスト・スタッフ
【キャスト】
浅野忠信、高橋皖司、秋山鐘一郎、森岡尚子、UA
【スタッフ】
監督:野村友里
感想・評価
“人”と“食” との関係や、形や言葉には表現しきれない空気感や流れる時間をピュアに描いたフード・ドキュメンタリー。
フードディレクターの野村友里が監督を務めているだけあって作品を通して“食”に関して深いメッセージが込められています。
美味しそうな料理だけではなく、“食”について更に深く知りたいという人におすすめです。
【関連】【邦画】日本のグルメ映画おすすめ7選!美味しそうな料理や食が魅力的!
ナオト・インティライミ冒険記 旅歌ダイアリー 2013年
あらすじ
2012年、アフリカ大陸、南米大陸、そしてカリブ海へと旅に出るナオト・インティライミをカメラが捉える。
さらに、新アルバム作りに取り掛かった彼は、さまざまな思いや葛藤を乗り越え、世界の人たちや音楽に触発された曲を作り上げていく。
そして7月と12月に行い、成功を収めたライブにもカメラは密着していく。
公開日:2013年
キャスト・スタッフ
【キャスト】
ナオト・インティライミ
【スタッフ】
監督:石田雄介
感想・評価
ミュージシャン、ナオト・インティライミの南米やアフリカへの旅やアルバム制作に密着した音楽ドキュメンタリー。
コロンビアやエチオピア、カリブ海での人々との触れ合い、アルバム制作やライブを通して、ナオト・インティライミの魅力が描かれています。
観たら自分も旅に出たり、音楽をやりたくなります。
まとめ
というわけで今回は日本のドキュメンタリー映画のおすすめを紹介しました。
気になった作品があったらぜひこれを機に見てみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。