ほとんどの高校生は3月上旬には卒業式を迎えるもの。
ですがそうなると大学生や社会人になる4月までに期間が空くため、
「卒業式の次の日からはもう高校生じゃないの?」
「バイト禁止の高校でも卒業してからはすぐ働けるの?」
「映画やカラオケで学割は使えないの?」
といったように自分の立場があやふやで気になる部分も出てくるでしょう。
そこで今回はそんな人向けに高校を卒業後はいつまで学生なのか?学割はいつまで使える?といった点について解説します。
ぜひ参考にしてください。
高校を卒業後はいつまで学生?
高校を卒業したらいつまで学生なのか?
結論から先に言うといつ卒業しようと3月31日までは高校生となります。
というのもたとえば3月1日に卒業式があってその日に学生では無くなる場合、大学生になったり社会人になるまでの約1ヵ月間は身分があやふやになってしまいます。
ですのでそういったことを防ぐために学生は4月1日から3月31日までを1年として、卒業しても3月31日までは学校に在籍している生徒という扱いをするよう法律で決められています。
これは高校生だけでなく、中学生や大学生なども一緒です。
卒業式がいつあろうが3月31日までは中学生も高校生も大学生も身分は変わりません。
4月1日から中学生は高校生へ、高校生は大学生へ、大学生は社会人といったように変わっていきます。
ですので3月に卒業した中学生の方は、早くてもバイトが出来るのは4月1日からということになります。
卒業後の学割はいつまで使える?
では学生だけ安くなる学割はいつまで使えるのか?といった点ですが、これは先ほど解説したようにいつ卒業しても3月31日までは学生ですのでそれまでは学割を使うことが出来ます。
ですのでカラオケや映画、新幹線やバスなどでこれまで同様学生料金として一般人より安く利用出来ますし、学生証も3月いっぱいは身分証明書として使うことが出来ます。
また4月になったからといってすぐに新しい学生証をもらえるわけではないため、4月になっても以前まで使っていた学生証でも大目に見てもらえることはあります。
もしも卒業時に学生証を学校側に返して手元に無くても、「今月卒業して学校に返したのでありません」と言えばこちらも大目に見てもらえる可能性はあります。
とはいえ「卒業した」ということを伝えれば身分証明書が無くても必ずしも学生扱いしてもらえるとは限りません。
場合によってはたとえ卒業したとしても代わりとなる身分証明書を提示するよう求められる可能性はあります。
証明できるものが無ければ相手からしたら本当か嘘かは全く分かりませんからね。
ですので「学割を使いたいけど卒業して学生証も手元に無い」という人は、念のため学生証の代わりになる身分証を用意するか、利用するつもりのサービスの窓口に問い合わせて聞いておくと安心です。
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まとめ
これまで解説したようにいつ卒業しても3月31日までは以前まで通っていた学校の生徒という扱いになるため、身分は変わりません。
そのため卒業しても3月いっぱいまでは今までのように高校生という身分だということを自覚して、生活していきましょう。