何が起こるか分からないようなハラハラドキドキする映画や、派手なアクションや演出で盛り上げる映画も面白いのですが、時にはゆる~くまったりとした映画で癒されたくなるもの。
そこで今回はゆるい・ほのぼの系の日本の映画(邦画)のおすすめを紹介します。
目次
ゆるい・ほのぼの邦画のおすすめ
リトル・フォレスト
あらすじ
都会で生活してみたもののなじめなかったいち子(橋本愛)は、故郷である東北の小さな集落・小森に戻ってくる。
近所にはスーパーもコンビニもないため、自ら作物を育て、野山で採ってきた季節の食材で日々の食事を作り、自給自足の生活を送っていた。
不便ではあるが季節の移ろいを感じ、自然の恵みを食べながら、いち子は生きる活力を蓄えていく。
キャスト・スタッフ
【キャスト】
橋本愛、三浦貴大、松岡茉優、温水洋一、桐島かれん
【スタッフ】
監督:森淳一
感想・評価
都会暮らしになじめず故郷の山村に帰ってきたヒロインが、自給自足の生活をしながら生きる力を取り戻す人間ドラマ。
セリフは少なく、農業を一人で奮闘する日々の姿を主演女優・橋本愛のナレーションに合わせて紹介しながら淡々と進行していきます。
色んな料理が紹介されるので、料理好きや食べるのが好きな人にもおすすめ。
春夏秋冬の4部に別れており、本作の「夏・秋編」の後に「冬・春編」へと続きます。
海街diary
あらすじ
鎌倉で暮らす、幸(綾瀬はるか)、佳乃(長澤まさみ)、千佳(夏帆)。
そんな彼女たちのもとに、15年前に姿を消した父親が亡くなったという知らせが届く。
葬儀が執り行われる山形へと向かった三人は、そこで父とほかの女性の間に生まれた異母妹すず(広瀬すず)と対面する。
身寄りがいなくなった今後の生活を前にしながらも、気丈かつ毅然と振る舞おうとするすず。
その姿を見た幸は、彼女に鎌倉で自分たちと一緒に暮らさないかと持ち掛ける。
こうして鎌倉での生活がスタートするが……。
キャスト・スタッフ
【キャスト】
綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すず、加瀬亮、鈴木亮平、池田貴史
【スタッフ】
監督・脚本:是枝裕和
原作:吉田秋生「海街diary」(小学館「月刊フラワーズ」連載)
感想・評価
海の見える街を舞台に4姉妹が絆を紡ぐヒューマンドラマ。
本作には劇的な展開や強いメッセージ性がなく、4姉妹の日常風景を淡々と流すだけの作品なのですが、そんな普通の生活での些細な感情の機微や何気ない仕草が心に染み込み、見終わった後に優しい気持ちになります。
舞台となる鎌倉の綺麗な風景や、主要女優達の自然な演技も魅力的です。
ホノカアボーイ
あらすじ
恋人にフラれ、大学を休学したレオ(岡田将生)は、ひょんなことからハワイ島にあるホノカアの映画館で映写技師として働くことに。
ホノカアは、レオが半年前に“伝説の虹”を探し求め、恋人と道に迷った末にたどり着いた町だった。
不思議な魅力に吸い寄せられるように再びやって来たこの町で、レオは風変わりだが心優しい人たちと出会う。
キャスト・スタッフ
【キャスト】
岡田将生、倍賞千恵子、長谷川潤、喜味こいし、正司照枝、蒼井優
【スタッフ】
原作: 吉田玲雄「ホノカアボーイ」(幻冬文庫)
脚本・プロデュース: 髙崎卓馬
監督: 真田敦
主題歌: 小泉今日子「虹が消えるまで」(曲/斉藤和義)
感想・評価
ハワイ島に実在する町ホノカアを舞台に、町の映画館で映写技師として働くことになった青年と、そこに暮らす人々の人間模様を描いた作品。
のんびりした時間の中で繰り広げられる他愛ない日常のお話ですが、人と触れ合う事の大切さや、温かさがぎゅっと詰まってます。
笑えるシーンもちょこちょこ入っており、自然と笑顔になって心が癒される作品です。
セトウツミ
あらすじ
性格は正反対だがどこかウマの合う高校2年生の内海想(池松壮亮)と瀬戸小吉(菅田将暉)は、放課後にいつも河原で話をしながら暇つぶしをしている。
くだらない言葉遊びや、思いを寄せる女子へのメールの内容、時にはシリアスなことも語り合う。
そんな二人を見守る同級生の樫村一期(中条あやみ)に瀬戸は憧れているが、樫村は内海に好意を抱いており……。
キャスト・スタッフ
【キャスト】
池松壮亮、菅田将暉、中条あやみ
【スタッフ】
監督:
感想・評価
正反対の性格をした高校生2人が川辺でひたすらだらだら喋るだけの作品なのですが、会話の内容やテンポ、間の取り方が独特でクスリと笑ってしまいます。
下手な漫才やコントよりも面白いです。
リアルな男子高校生の会話や、男子高校生同士の絆のようなものに興味がある人におすすめです。
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キツツキと雨
あらすじ
小さな山あいの村にやって来たゾンビ映画の撮影隊。
なぜだか手伝うことになった木こりの克彦(役所広司)は、プレッシャーに弱く使えない新人監督の幸一(小栗旬)にイライラする。
しかし、幸一は克彦との交流で自分を取り戻していき、二人のいい関係がイマイチかみ合わなかった撮影現場にも不思議な影響を与え始め……。
キャスト・スタッフ
【キャスト】
役所広司、小栗旬、高良健吾、臼田あさ美、古館寛治、嶋田久作
【スタッフ】
監督/脚本:沖田修一
主題歌:星野源「フィルム」
感想・評価
森で暮らす木こりとデビュー作の撮影にやって来た映画監督が出会い、年齢や環境、価値観を超えて心を通わせ合うプロセスをハートウオーミングに描くコメディー・ドラマ。
大切なことはほとんどセリフでは語らず、セリフとセリフの間や風景、距離感などといった空気感で魅せる作品です。
観終わった後は心地よい余韻が残ります。
インスタント沼
あらすじ
雑誌編集長の沈丁花ハナメ(麻生久美子)は、担当雑誌が休刊になり退職。
偶然見つかった手紙で知った実の父親に会いにいくと、骨董屋を営む怪しい風ぼうの“電球”という男(風間杜夫)が現れる。
“電球”を訪ねるうちに自室で骨董屋をはじめることを思いついたハナメだったが、お宝が眠る蔵の鍵を“電球”に100万円で売りつけられ……。
キャスト・スタッフ
【キャスト】
麻生久美子、風間杜夫、加瀬亮、松坂慶子、相田翔子
【スタッフ】
監督:三木聡
感想・評価
会社を辞めたOLがまだ見ぬ実の父親の存在を知ったことから、さまざまな不思議な体験を重ねていくヒューマン・コメディー。
感動や大爆笑するシーンは殆んど無く、チープなやり取りとシュールな小ネタが続きます。
一体何を言いたいのか分からない気がするものの、実は深く考えさせられるようなメッセージ性を含んでおり、ある人にとっては元気が出る不思議な映画、また別のある人にとっては人生のバイブルとなる、など人によって評価が別れそうな作品です。
WOOD JOB! ~神去なあなあ日常~
あらすじ
大学受験に失敗し高校卒業後の進路も決まっていない勇気(染谷将太)は、軽い気持ちで1年間の林業研修プログラムに参加することに。
向かった先は、携帯電話が圏外になるほどの山奥のド田舎。
粗野な先輩ヨキ(伊藤英明)のしごき、虫やヘビの出現、過酷な林業の現場に耐え切れず、逃げようとする勇気だったが……。
キャスト・スタッフ
【キャスト】
染谷将太、長澤まさみ、伊藤英明、優香、西田尚美、有福正志、マキタスポーツ、近藤芳正、光石 研、柄本 明
【スタッフ】
監督・脚本 矢口史靖
原作:三浦しをん『神去なあなあ日常』(徳間書店刊)
音楽:野村 卓史
主題歌:「Happiest Fool」マイア・ヒラサワ(ビクターエンタテインメント)
感想・評価
1年間の林業研修プログラムに、チャラチャラした若者が挑むお話。
林業業界に焦点を当てており、林業の大変さを笑いと共に伝える作品です。
最初は田舎の暮らしやその村に住む人達との距離感、林業の過酷な現場などに戸惑う主人公ですが、徐々に山の男に育つその過程が面白く、勇気をもらえます。
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まとめ
というわけで今回はゆるい・ほのぼの系の日本の映画のおすすめを紹介しました。
気になった作品があったらぜひこれを機に見てみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。