「あり得ないことを友達がしたせいで喧嘩になった!」
「彼氏(彼女)が浮気した!」
「ひどい仕打ちをしてきた人がいる!」
など生きていると謝られても許せないこともあるでしょう。
ですが「許せない!」と思っていても、どこかで
「許した方がいいのかな?」
という思いもあり、どうすればいいか分からずにモヤモヤしている人も多いのではないでしょうか?
そこで今回はそんな人向けに謝られても許せない時の対処法について紹介します。
ぜひ参考にしてください。
必ずしも許す必要はない
許したくないと思うからには、どんな経緯であれあなたはその気持ちが生まれる原因を相手にされた被害者ということになります。
ですがこういった謝罪が絡む出来事の際にはよく
「謝ってるんだから許してあげなよ」
「謝ってるのに許してくれないなんて心が狭い!」
などといったようにそれまでどれだけひどいことをしても、「謝ってるなら許すべき」といった考えを持つ人は珍しくありません。
そのため謝られてるけど許せずにモヤモヤしている人は、こういった風潮から
「本当は許したくないけど謝られたら許すべきなのかな?」
という葛藤が原因という人もいるでしょう。
しかし謝ったところで今まで行ったことが消えるわけではありませんし、結局のところ許すかどうかは本人が決めること。
なので謝られたからといって必ずしも許さないといけないわけでもありませんし、他人に許すことを強要される筋合いもありません。
そのためまずは謝られても必ずしも許す必要はなく、自分には許さないという選択肢もあることを理解するといいでしょう。
そうすることで邪魔な固定概念を払うことが出来、その分冷静に物事を判断することが出来て以前よりもストレスが小さくなるはずです。
今すぐ決める必要は無い
謝られた時はついすぐに許すか許さないかの判断を下そうとしがち。
また許せないことがあった時点ですでにストレスを抱えていますし、それを許すかどうか判断するにはもっと沢山の時間を要するはずなのに無理に今すぐ決めようとするためにそれが原因で余計イライラしてしまいがちです。
ですが許すか許さないかの権利は謝られた本人にあるため、今すぐにその判断を下さずにとりあえず今は保留にして先延ばしにするという手もあります。
ですので謝られたからといって許す必要もなければ、今すぐ許すか許さないか決める必要もないということですね。
とりあえず先延ばしにすれば「今すぐどちらか決めないといけない」という焦りからイライラすることもなくなりますし、人の怒りは持続しにくいように出来ているのである程度の時間が経てば今よりかはいくらかマシになるもの。
また人生は良いことも悪いことも色んな出来事が次から次へと起きるので、その件を保留にしている間にもっと楽しいことや考えないといけないことが出来て、許す許さない以前にいつの間にか頭の中から消え去ってしまうなんてことも十分あります。
今は許せない気持ちでいっぱいでもこのように時間が解決するということもあります。
逆に今だけはどちらかを選ぶ
先ほど紹介した先延ばしにするとは逆に、今だけはとりあえず許すか許さないか選択するというのも手です。
というのも先延ばしにして別のことを考えれるほど割り切れるのであればいいのですが、そうでなければ先延ばしにしても「あの件どうしようかな…」とちょっとした時に頭をよぎってしまいがちで、そうなるとその度に頭を悩まされてしまい継続的にストレスを感じてしまいます。
なのでそれを防ぐために今だけはどちらか決めておくことで「もうあの件は許すって決めたから」と割り切ることが出来ます。
またこの際は
「今は許すことにしたけど、また同じことをした時は絶対に許さない」
「今は許せないけど、今後の態度次第で許そうかな」
と後から変えてもいいように自分の逃げ道を作っておくといいでしょう。
そうすればどっちにすればいいか分からないという人も「まあ後から変えればいいし」と気楽に選択できますし、逃げ道があるからこそ後から「やっぱりあの時許さなければ良かった!」などと以前の自分を責めることを避けることも出来ます。
ですので今すぐにこれ以降の決断をするというよりかは、とりあえず今の自分を納得させるための妥協案を出しておくといった感じですね。
許すことは自分のためになる
謝られても許せないからこそこの記事を読んでいるわけで、ほとんどの人が「許さない」という気持ちに傾いていると思います。
またこれまで謝られたからといって必ずしも許す必要はなく、許すも許さないもその選択はあなたに全てあるということを伝えたように、許さないことは決して悪いことではありません。
ですがここで伝えておきたいのが相手を許すことは自分のためにもなるということです。
というのも許さないという選択をしてしまうと「本当は嫌だけど許した方がいいのかな」という何とも言えないモヤモヤからは解放されますが、その代わり「絶対に許さない」という怒りに囚われてしまい、「あの時はよくも…」「いつか仕返ししてやる…」などとその間ずっと相手のことを見張っておかないといけなくなってしまいます。
そうなると一番辛いのは当然ながら自分となってしまいます。
謝られても許そうと思えないほどのことをされた上で、相手を許すというのはとても難しいと思います。
ですが相手を許さないせいで自分の人生がその相手に支配されるというのは何とも不毛なもの。
なので相手のためにではなく、自分のために相手を許すという選択もあります。
相手を許すことは自分を許すことであり、それと同時に過去を手放すことでもあります。
まとめ
許すか許さないかは本人が決めることですし、その判断に期限はありません。
そのため相手のためではなく、自分がそれで納得できるのか?といったように自分のためになるかで採取的に判断するといいでしょう。