友達や彼氏彼女、会社の上司、先輩などコミュニケーションをとる際によく使われるのが冗談。
しかし人によっては
「どんな反応すればいいかわからない」
「面白い返しができない」
などと冗談を言われた際の対応について悩んでいる人も少なくないでしょう。
そこで今回はそんな人向けに冗談の返し方や対応をいくつか紹介します。
ぜひ参考にしてください。
冗談の返し方
冗談の適切な返し方というのはそれまでの流れや相手の言葉のチョイス、雰囲気など様々な要素によって大きく変わってきます。
しかしある程度のパターンには分けることが出来ますし、これさえ抑えておけば十分というポイントや凡庸性の高い返し方というのはあるもので、今回紹介する冗談の返し方はそういった類のものです。
なので今回紹介する方法を自分がよく言われる冗談やよく出くわす場面に当てはめながら、自分に合いそうなものを見つけるといいでしょう。
相槌を打つ・笑う
これは相手が冗談を言った際に「あははー」と笑ったり、「そうですねー笑」などと相槌を打つパターン。
冗談を上手く返さないで悩んでいる人は大抵この方法で乗り切っているのではないかと思います。
けれども
「この返し方じゃあダメだよなあ」
「もっと気の利いたコメントを返さないとなあ」
なんて悩んでいる人も多いでしょう。
ですが冗談を言われた際に必ずこちらも気の利いたコメントや笑えるような冗談を返す必要はありません。
冗談を言う人は相手に面白いことを期待しているのではなく、「この冗談を言いたいだけ」「冗談を言って相手がどんな反応するか楽しみたいだけ」という場合がほとんどです。
なのでテレビやお笑い芸人の場合は視聴者を楽しませるために過剰にコントじみたやり取りをしていますが、普通のコミュニケーションをとる際はこうしてただ相手の冗談をニコニコ聞くだけでも十分ですので、この方法も立派な冗談の返し方の1つです。
逆に普通の日常会話でテレビのようなことをやり過ぎると芝居じみて興ざめしてしまうもの。
もしも冗談を上手く返せなかったために相手が「つまらない奴」「もっと面白い返しをしろよ」などと言ってきた場合は、それはあなたが悪いのではなく相手との感性が合わないだけのことですのでそれほど気にする必要はありません。
むしろ普通の会話でそこまでお笑い芸人気取りをする人の方がおかしいですし、大抵こういう人は周りから嫌われることが多いです。
否定する・反対する
これは相手が意地悪な冗談や悪口じみたきつい冗談を言ってきた際に使うことが出来ます。
例えば
パターン1
自分「○○貸してくれない?」
相手「嫌だー笑」
自分「じゃあいいです笑」
パターン2
自分「○○してくれないかな?」
相手「1万円でいいよ笑」
自分「じゃあ他の人に貸してもらうからいいです笑」
パターン3
相手「○○(自分)ってつまらないー笑」
自分「えー自分では面白いと思うんだけど笑」
パターン4
自分「グラウンド10週終わりましたー」
相手「じゃあもう後100週な笑」
自分「えー、話と違うじゃないですかー笑」
といった感じですね。
このようにこちらは真剣に言っていたり頼み事をしたいのに冗談で茶化されたり、いきなり悪口を言われて嫌な思いをした人も少なくないと思います。
こういう時に冗談を言われると「こっちは真面目に言っているのに…めんどくさい奴…」「ひどい言い方するなあ」なんて内心思ってしまいがちですよね。
ですがこのパターンの場合、相手にはそれほど悪意はなくただあなたの反応を楽しんでいるだけで話を聞いてくれる気はあるもの。
そのためイラっとする気持ちをぐっと抑えて出来る限りこちらも冗談っぽく「じゃあいいですー笑」などと否定したり反論すると、それが相手の冗談に対するツッコミのような形になってオチがつくので、「ごめんごめん笑」「嘘だよ、ほら笑」と相手も満足してやり取りを終えることが出来ます。
この方法はとにかく否定する、反対する、文句を言うだけですので難しくないのがポイントですね。
ただこの方法を使う際はこちらも笑ったり言い方をコミカルにしないと冗談で返しているというのが伝わらないと、「もしかして怒ってる?」なんて思われかねないのでとにかくこちらも冗談だと分かるようなアピールをするのが大切です。
直接話す時は笑顔を見せたり、LINEやメールなどの場合は「笑」という文字や顔文字などを使って表現するといいでしょう。
冗談に乗る
これまで紹介した返し方は相手の冗談を上手く受け流す方法でしたが、こちらは出来る限り面白く返す方法になりますね。
例えば
パターン1
自分「これ貸してくれてありがとう」
相手「お礼は100万円ね笑」
自分「100万円でいいの!?太っ腹だなー笑」
パターン2
相手「お、パトカー。もしかしてお前を捕まえに来たんじゃないのか?笑」
自分「ついにこの間した悪いことがバレてしまったかー笑」
といった感じですね。
このように相手が言った冗談をそのまま受け入れて感想を言ったり、その通りに話を進ませるなど相手の冗談に乗ることで会話を面白おかしくすることが出来ます。
またこの際に相手の予想の斜め上をいったり、逆に予想していたものと全く反対のことを言うことでより面白くなります。
冗談の返し方まとめ
いかがでしたでしょうか?
これまで説明したように冗談を言う人は凝った返しを期待しているのではなく、ただ何でもいいから反応を返してほしいだけがほとんどで、自分ではつまらないことしか言えないと思っていても相手はそれほど気にしていないことも十分あります。
そのためどんな返し方であれ楽しそうに笑いながら一言言うだけでやり取りは十分成立しますので、難しく考えずに冗談と付き合っていきましょう。