タバコを吸うとどうしても臭いが残ったり、健康に悪いなど本人や周りに悪影響を及ぼします。
そのため親や彼氏彼女など周りに喫煙者がいると、「タバコをやめさせたい！」と思う人もいるでしょう。
そこで今回はそんな人向けに他人のタバコをやめさせる方法について紹介します。
ぜひ参考にしてください。
目次
タバコをやめさせたい時にしてはいけないこと
タバコをやめさせる方法の前に、タバコをやめさせたい時にしてはいけないことをいくつか紹介したいと思います。
「タバコをやめてほしい」とストレートにお願いする
親や彼氏彼女など「他人のタバコをやめさせたい」と思った時にやりがちなのが「タバコやめて」とストレートにお願いすること。
ですが相手の立場からすると「やめてほしい」と言われるのは自分の行動を束縛されるようでストレスに感じ、そう言われるとかえって「やめてたまるか」と意固地になってしまいがち。
特に今は喫煙できる場所が次々なくなったり、普段タバコを吸わない人からやたら叩かれるなど喫煙者の肩身が狭い世の中なので、そんな時に頭ごなしに否定されると尚更ムキになってしまいます。
また他人に「やめてほしい」と言われると、それでやめたとしても自分の意思ではなく他人にやらされたように感じてしまい、ちょっとしたことでまた喫煙するケースが多かったりします。
実際に専門家も「「禁煙を成功させるには自分の意思でやめること」が大切」と言及している人が多いです。
そのためタバコをやめてほしい時は、「やめてほしい」とストレートにお願いするのは避けた方がいいでしょう。
「健康に悪い」
他にもタバコをやめさせたいと考えた時に
「健康に悪いよ」
「将来ガンになるよ」
などとタバコを吸うことによる身体への害を伝えてやめさせようとする人も多いでしょう。
ですが今の時代タバコを吸うことによる身体への悪影響は色んなところで触れる機会が多く、ほとんどの喫煙者もタバコが健康に悪いことは分かっており、その上でタバコを吸っています。
身体に良くないと知りながらお酒を飲んだり、夜遅くにカップヌードルを食べたりするのと同じようなものです。
そのため「健康に悪いよ」などといった言い方もタバコをやめさせる際にはそれほど効果がありません。
タバコをやめさせる方法
では喫煙者にはどのようにアプローチすれば、タバコをやめさせることが出来るのか？
今からはそちらを紹介していきます。
電子タバコをプレゼントする
喫煙者がタバコをやめられないのはニコチン依存症というのも理由として考えられますが、それよりも「タバコを吸うことが習慣化されてしまっている」という方が大きかったりします。
これまで続けていた癖や習慣を他人に言われたからといってスパッとやめるのはそんなに簡単なことではありませんからね。
ですのでタバコを吸う習慣を辞めさせるのではなく、電子タバコという代用品を与えて普通のタバコを吸う機会を減らさせるというのも手です。
電子タバコや加熱式タバコなどと呼ばれるものは、普通のタバコと違って健康被害や臭いなど本人や周囲の悪影響が小さい傾向にあるため、普通のタバコを吸うよりもマシです。
また日本の電子タバコは普通のタバコと違ってニコチンが入っていないためタバコの完全な代用品とはいきませんが、それでもタバコを吸うという行為は出来ます。
そのため喫煙者としてはタバコをただ我慢するよりも満足感があるため、普通のタバコから遠ざかりやすく減煙や禁煙が成功しやすいです。
またプレゼントするというのもポイントで、プレゼントされると「せっかく○○が買ってくれたんだから」という気持ちから禁煙のモチベーションが持ちやすいというのもメリットです。
目標を小さくする
「一年間大好きなものを我慢する！」よりも、「今日だけ我慢する！」の方が成功しやすいように、目標が小さければ「それぐらいなら出来るかな？」という気持ちがモチベーションになりますので達成しやすいです。
また小さな目標でも達成することで達成感を味わえるので、大きな目標を掲げるよりもそれを小分けにして小さな目標を何度も達成する方がモチベーションを保ちやすいです。
そのためタバコをやめさせたい時は「もう吸わないで」と大きく出るのではなく、
「とりあえず一週間だけ禁煙してみない？」
「1日10本吸ってるの？じゃあ今度からは1日9本にしてみよう！」
などと小さな目標を掲げるのも効果的です。
そしてその小さな目標を達成できれば、
「もう一週間頑張ろう！」
「次は一カ月！」
「次は8本に減らしてみよう！」
などと少しずつレベルを上げていくといいでしょう。
小さな目標を達成することを繰り返せば次第に当初の大きな目標に近づくことが出来ます。
病院に連れていく
素人が「健康に悪いよ」などと言っても、説得力がないため「それがどうした？」と言わんばかりにタバコを吸い続けてしまいます。
ですが医者など専門家から具体的な身体の現状や、このままだと将来どうなるのか？といった点を聞かされると、説得力があるため恐ろしく感じてタバコをやめてくれる可能性があります。
また病院に行くことで、普通に過ごしているだけでは分からなかった病気が判明し、それがきっかけでタバコをやめてくれるということも十分あります。
実際に病気が分かってからタバコを吸うのをやめたという人は少なくありません。
そのため家族や彼氏彼女のタバコをやめさせたい時は一度病院に連れていくというのも手です。
ある程度タバコを吸い続けていれば、大きな病気はなくとも身体のどこかには悪影響が出ているはずです。
また「タバコは百害あって一利なし」というように吸っていてメリットはないので、医者から「これからはタバコは控えた方がいいですね」などと減煙や禁煙を勧めてくれるはずです。
ちなみに最近は病院によっては禁煙をしたい人専門のクリニック、禁煙外来というのもありますので、そちらを検討してみるのもいいでしょう。
運動に誘う
タバコを吸っているとどうしても肺の機能が低下するので、運動をすると
「こんなに体力が落ちたのか」
「これはいかんな」
とその衰えを身に染みることになり、それがきっかけでタバコをやめる可能性もあります。
特に昔はスポーツに打ち込んでいた人であれば、全盛期の頃の自分とのあまりのギャップにショックを受け、タバコをやめてくれるきっかけになりやすいです。
運動と言ってもサッカーや野球、バスケなど激しいものではなくとも、ハイキングやランニング、散歩など気軽に始められるものでもいいでしょう。
喫煙者はこういった運動でもタバコによる体力の低下を実感できるはずです。
相手の心配をする
「○○には長生きしてほしいんだ」
「もしも私に子供が出来た時に、タバコで声がガラガラのおばあちゃんなんて子供は嫌と思うよ」
などといった感じですね。
こうして心配することで「それだけやめてほしいんだ」という気持ちが伝わりやすいですし、さりげなく「タバコを吸うのは健康に悪いよ」と伝えることもできます。
ご褒美を出す
タバコをやめさせたい時は、一週間の禁煙や一週間吸う本数を減らすなど上で紹介した小さな目標を達成した時に
- 大好きな○○を奢る
- ○○に旅行に連れて行ってあげる
などとご褒美を出すというのもいいでしょう。
アメとムチのアメだけで禁煙のモチベーションを保たせるといった感じですね。
ご褒美のために出費がかかってしまいますが、その分相手が禁煙してまでも手に入れたいほどの物を用意すればかなり効果的です。
勝負する
タバコをやめさせたい時は禁煙をただ応援するのではなく、自分も好きなものを我慢するなどして張り合うのもいいでしょう。
そうすればあなたに負けないようにと張り切りますし、自分1人が苦しい思いをしているわけではないため、禁煙のモチベーションも保ちやすいです。
またこの際は「先にギブアップした方が○○を奢り」など破った時の罰を設けると、より負けないように頑張るので効果的です。
けなす
けなすとは
「臭い」
「気持ち悪い」
「格好悪い」
「臭いがきついから近寄らないで」
といった感じですね。
こんな言葉を浴びせるのは逆効果と思うかもしれませんが、相手からすると大好きな人や身近な人からこのようなことを言われるというのはかなり心にきます。
実際に
「大好きな彼女に臭くて近寄りたくもないと言われてからやめた」
「3歳の息子がタバコ臭いからと私に近寄らなくなってから禁煙した」
といったように身近な人にけなされたことをきっかけにタバコをやめたという人も少なくありません。
禁煙関連の書籍を渡す
今は禁煙に関する書籍は沢山出ていますが、こういったものを渡してタバコをやめさせるきっかけを作らせるというのも手です。
本をきっかけに禁煙ができた人は意外に多く、中でも「禁煙セラピー」という本は禁煙関連の書籍ではかなり有名で、本を読んでタバコをやめることが出来たという人は大抵この本がきっかけであることが多いです。
以前は「アメトーク」でフットボールアワーの後藤さんが紹介していたことからも話題になっていました。
病院に連れていくの時にも書きましたが、やはり専門家による言葉には説得力があるため、素人がタバコをやめるのを勧めるよりも効果が高いのでしょう。
愛想をつかす、突き放す
これは最終手段ですね。
タバコをやめるように説得したのに、タバコをやめてくれなかった時に
「もう知らない」
「もう限界、別れよう」
などと突き放すことによって、「このままじゃ見放されてしまう！」という焦りからタバコをやめさせるという方法。
これも自分のことが大好きで大切に思ってくれている相手こそ効果的です。
まとめ
タバコをやめるのは本人がそのつもりでも難しいもの。
そのため「どうしてもタバコをやめてほしい」と思うのであれば、自分も挫折しないように根気よくタバコをやめるように呼びかけ続けましょう。
