車を持っていると友達や知り合いから「車貸して」なんて言われることもあるでしょう。
しかし自分のいないところで車を使わせるのは抵抗がありますし、「万が一のことがあったらどうしよう」と不安がついてまわるもの。
そのため
「車貸してと言われたけど断りたい」
「車を人に貸したくない」
という人も多いと思います。
そこで今回はそんな人向けに「車貸して」と言われた時の断り方をいくつか紹介します。
ぜひ参考にしてください。
保険が効かないから
人に車を貸したくない時は「保険が効かないから」と断るといいでしょう。
自分の車を他人が運転して事故を起こして、下の2つのどちらかに当てはまる場合は保険が適用されない可能性があります。
- 運転した知り合いが自動車保険に加入していない
- 自分の保険の「運転者限定特約」が「限定なし」になっている
そうなると保険が使えないため、事故によっては莫大な慰謝料や損害賠償を負うことになる可能性も。
また人身事故の場合、たとえ保険が適用される状況でも貸した本人も共に責任を負う法律もあります。
とはいえ貸した車で事故を起こされた場合、自分が責任を負うことになっても大抵は事故を起こした本人へその分を請求できるようにはなっています。
ですがそれでも万が一の時には車を貸した人ということで色々と面倒なことになりますし、自分の負担を知り合いに請求するのはそれがきっかけでお互いの関係がこじれかねません。
なので他人に車を貸して事故を起こされた場合はこのような問題が多数ついてくるため、「車を貸してくれ」と言われた時はそれらを含めて
「保険が効かないから」
「もしものことがあったら嫌だから」
「万が一の時には自分が責任を負うことになるんだけど…」
と一言言って断るといいでしょう。
たとえ車を普段から運転しない人でも他人の車で事故を起こしたらめんどくさいことになるというのは容易に想像がつくため、こういった一言だけでも十分効果があります。
ただ相手によっては
「大丈夫、事故なんて起こさないから」
「心配しないで、ちょっとしか運転しないから」
なんて言って食い下がってくる場合もあるでしょう。
そういった時は今から紹介する他の断り方で対処しましょう。
車出せないから
「車貸して」と言われた時は「車が出せない、使えない」と言って断るのもいいでしょう。
例えば
- その日は親に貸さないといけない
- 別の用事で車を使わないといけない
- 会社の人を送迎しないといけない
- 最近調子が悪くて運転したくないんだよね
- 調子が悪いから近いうちに修理に持っていこうと思ってる
- つい最近修理に出してるところで…
といった感じですね。
このように車が出せない、使えないという状況であれば、知り合いに貸すことも出来ません。
だからこそこの断り方の場合、諸事情で車を出せない状況なので、
「それでもいいから貸してくれ」
だなんてしつこく言われることは少なく、相手が諦めてくれやすいというのもポイントです。
【関連】足にされる人必見！車を出したくない時の言い訳や断り方5つ！
以前人に貸して嫌な思いをしたから
人に車を貸したくない時は「以前貸して嫌な思いをした」というのをアピールして断るのもいいでしょう。
例えば
「以前も車を貸したことがあったけど、その時に事故を起こされてひどい目にあった。あれから人に車は貸さないと決めているんだ」
といった感じですね。
こうすることで自分は貸したくないという気持ちを遠回しにアピールしつつ、他人に車を貸して万が一のことが起こると面倒なことになるというのも相手に意識させることが出来ます。
そのためある程度察しがつく相手であれば、こう言われたら断らざるを得ません。
またこの断り方を使う時は自分の体験談ではなく、
「友達がつい最近知り合いに車を貸したらしいんだけど、その時に事故を起こされたらしくて…それでその時のいざこざや愚痴を色々聞かされたんだけど、それを聞いて絶対に他人に車は貸さないと誓ったんだ」
といったように友達の体験談としてアピールする方法もあります。
はっきり断る
「車貸して」と言われたらはっきりと断るのも1つの選択です。
というのも貸すかどうかはこちらが決めることですのでわざわざ断るのに気を使う必要はありません。
また車を借りるというのはあまり常識的なことではありませんし、これまで散々書いたように貸して万が一が起きた場合はとても面倒なことになります。
そのため
「嫌です」
「無理」
「貸せません」
とはっきりと断ってもおかしいことではありません。
もしもはっきりと断って関係がこじれたり、文句を言ってくるようであれば相手との関係はその程度だったということでこれを機に距離を置くことを考えてもいいでしょう。
「車貸して」の断り方まとめ
というわけで今回紹介した「車貸して」の断り方をまとめると
- 保険が効かないから
- 車が出せない、使えないから
- 以前人に貸して嫌な思いをしたから
- はっきり断る
といった感じですね。
車の貸し借りはたとえ事故が起きなくても何かとトラブルはつきものです。
そのため貸したくない時はどんな方法であれしっかりと断りましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
